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デザインビルドとは?

デザインビルド方式

デザインビルド方式

デザインビルド方式とは、簡単に言うと設計と施工を一元化する手法です。主に民間工事で採用されていました。以前は公共工事の部門では、設計と施工は分離して発注する方式が一般的でした。

設計と施工を分離することで、まず設計者に委託して設計図を作成させ、その設計図に基づき価格競争の入札を実施します。そして最低価格を提示した施工業者に工事を発注すれば、公正かつ安く工事できるとみられていました。

しかし、この方式では、ダンピングや入札不調に陥った場合、受注者を確保することが難しくなり、予定通り社会インフラを確保することが出来ない状況が生じました。そこで注目を集めているのが、デザインビルド方式です。2005年には「公共工事の品質確保の促進に関する法律」が施行されました。そのなかでもデザインビルド方式が基本的な方針として明確に記載され、公民両面で注目を集めるスタイルになりました。

デザインビルド方式で期待されるメリット・デメリット

デザインビルド方式によって、設計・施工を一元化すれば、両者が緊密に連携できるためより質の高い建物を建設できます。設計する際に施工業者が自社の施工技術を最大限に生かせるように作図作成できるでしょう。設計者の意図を正確に理解して施工できるからです。また設計してからそれを元に発注業者を決めるステップが、デザインビルド方式の場合は必要なくなります。しかも設計している段階からそれを見越して、どのような部材が必要かなどの施工準備が行えます。その結果、工期の短縮化を図ることも可能です。さらに設計の段階で施工を見据えることもできるため、質の高い品質管理にも対応できるようになります。

デザインビルド方式を導入すると、入札競争がより総合力を反映したものになります。価格だけでなく技術の総合的な判断ができ、施工業者としても自分の持っているオリジナル技術を活用してより合理的な設計もできます。

ただしデザインビルド方式にもデメリット、克服しなければならない課題もいくつかあります。まずは設計するにあたり、施工しやすいようなものになりかねません。また設計者や発注者のチェック機能が働きにくくなり、妥協的になりかねないリスクも存在します。設計と施工を一元化してしまうと、発注する側がいわゆる「丸投げ」したような状態にもなりかねません。すると発注者がコストや品質管理に関する責任を果たせなくなり、無駄に高コストの建物が建設される、高い品質が維持できなくなる、といったリスクが出てきます。このように設計者・発注者・施工者それぞれがどこまで責任を持つか、分担をしっかりと取り決める必要があります。メリット、デメリットを理解したうえで、建物という大きな目的物完成手段を決めていきましょう。

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