緊急時に落ち着いた行動をとるために、防災訓練の参加がオススメです。正しい知識・行動の在り方が身につくと、いざという時に自分の身はもちろん、家族や地域の方々を助けることにもつながります。お住まいの自治体や町内会で、防災訓練が行われているか確認して参加をしてみましょう。
もしものときに、大切な人たちと早く再会するため災害時の行動をあらかじめ決めておきましょう。安否確認の方法や、待ち合わせ場所を話し合っておくと安心です。また、地域で開かれる防災イベントにも積極的に参加して、友人の輪を広げておくと互いに情報を共有できます。
非常時にどのルートで避難すれば安心か、確認しておくことが大切です。この場所は崖が崩れないか、川は氾濫しないか、など意見を出し合いながらみんなで歩いてみましょう。実際に災害が起きた時のシミュレーションになり、家族や近所の人との会話のつながりも生まれます。
災害の直後は、通信インフラ等が多大な被害を受け、SNSが情報の伝達の手段として広く活用されます。最新の正しい情報を受け取れるように、自治体の公式ツイッターアカウントなどをフォローしておくと安心です。また、ラジオを携帯し正確な情報とつながることも大事な備えのひとつです。
ハザードマップとは、災害について場所の危険度などを示した地図のことで、災害予測地図と言われています。町内会が主体となって、マップ作りを実施している自治体もあります。そのようなワークショップに参加して、家族や地域の方々といっしょにハザードマップを作ってみましょう。
多摩美術大学大学院修士課程テキスタイルデザイン研究領域修了。つづれ織りアーティストとして、全国各地で展覧会を開催。日常に隠れた印象的な瞬間をつづれ織りで描く。織るという行為を「記憶する」「刻み込む」「人と人の絆」と考え、想いを込めて制作。結婚式や出産祝いなどに、オリジナルタペストリーのオーダーも可能。
つづれ織りの技法では、無地の経糸(たていと)にさまざまな色の緯糸(よこいと)が織り込まれることで、図柄が描かれていきます。織られる糸の一段一段はささやかなものですが、それらが織り重なり、蓄積されることで、そこに物語が生まれます。このタペストリーは、「地域の人と人との交流」をテーマに制作しました。この何気ない日常のひとコマが、もしものときにお互いを助け合うための、確かな「一本の糸」なのです。