



2025年7月1日、広島県東南部の府中市に「SPINGLE ウェルネスセンター(府中市B&G海洋センター)」がオープン。高台立地の老朽化した市民プールをJR府中駅南に移転。プールに加えてフィットネスジムやスタジオを備えた複合施設として新設しました。整備手法は公民連携のデザインビルド方式を採用。大和リースを代表とする企業グループが「新たな、街のにぎわい交流拠点」というコンセプトのもとで整備を担当しました。スポーツでまちの健康とにぎわいを結ぶ新たな拠点について紹介します。
提案のカギ
- 駅周辺エリアのにぎわい創出と周辺に調和するデザイン
- 「市民の声」を採り入れた地元参画型プロジェクト
- 環境にも、利用者にも優しい施設設計
健康と交流を生み出す複合施設駅周辺エリアに新たなにぎわいを創る
旧市民プールは開設から40年以上が経過し老朽化。郊外の高台立地でアクセス面の課題もありました。府中市は利便性の向上と駅周辺地域の活性化をめざす移転整備を計画。プールに加えフィットネスジムやスタジオを複合した施設として構想されました。整備手法は設計・施工を一括発注するデザインビルド方式を採用。公募型プロポーザルの結果、当社を代表企業とするグループが事業者に選定され整備しました。

施設内は健康と交流を生み出すため、利用者がスムーズに移動できる動線計画や、インクルーシブデザインに配慮したサイン・多目的更衣室など、誰もが使いやすい工夫を凝らしました。2階にはラウンジやテラスから隣接する広場へとつながる屋外階段を配置し、周辺施設との連続性も確保しました。
整備プロセスにおいては、市民の声を採り入れる地元参画型プロジェクトとして事前にワークショップを開催。その声が設計の随所に反映しています。また、環境と共生する施設として、ZEB Ready相当の整備を提案。高断熱化や高効率な省エネルギー設備の採用により高い環境性能を実現しました。加えて木目調の外観や内装は、木工のまちとして知られる府中市の文化に調和する設えです。
完成した施設は、幅広い世代に親しまれ、健康づくりの促進にとどまらず、コミュニティとしての役割や、周辺の各施設との回遊性向上で、エリアのにぎわい創出にも寄与しています。





子どもからシニアまで、日常的にスポーツ に親しみ、交流を育む空間
1階には受付やコンディショニングサーキット、プールと関連諸室を配置。子ども用と一般用で動線を分けるという工夫によって、更衣室・シャワー室からプールへとスムーズに移動が可能です。2階にはトレーニングジムやスタジオ、ラウンジ、テラスがあり、テラスからは屋外階段を使って隣接する広場へ直接出ることが可能。イベント開催時に便利な設計となっています。
プールやスタジオでは子どもから高齢者まで、あらゆる年代に向けた多彩なレッスンプログラムが展開され、トレーニングジムには初心者向けのマシンも豊富に揃うなど、年齢や経験に関わらず誰でもスポーツにチャレンジできる施設です。


プール

コンディショニングサーキット

エントランス

見学室

パウダールーム

トレーニングジム

スタジオ

ストレッチゾーン

ラウンジ

テラス

サイン

ロッカールーム

屋外階段

[DATA]
| 所在地 | 広島県府中市府川町 |
|---|---|
| 敷地面積 | 3,243m2 |
| 延床面積 | 2,084m2 |
| 構造 | 鉄骨造一部2階建 |
| 事業方式 | デザインビルド方式 |
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