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幼稚園と保育所は何が違う?運営元と建物について

幼稚園と保育所は何が違う?運営元と建物について

働くお母さんにとっては、子どもを預かってくれる施設が欠かせません。大きな選択として保育園、幼稚園のどちらを選べば良いのか迷う方も多いものです。幼稚園とは、文部科学省の管轄のもとで幼児を保育、心身の発達をサポートします。1日あたりの保育時間は4時間を基本として、春休みや夏休みといった長期休業日があることが特徴です。大まかな区分としては「教育施設」にあたります。保育園とは、厚生労働省の管轄のもとで保護者の委託を受けた乳児や幼児を保育する施設を指します。1日あたりの保育時間は8時間を基本として、長期休業日はありません。大まかな区分としては「児童福祉施設」にあたります。

さらに保育園の中にも種類があるため、施設の経営にあたる場合は、基本的な概念を理解しておく必要があります。全体像をつかむべく、各施設の特徴や運営元を今一度整理しておきましょう。

保育園とは

アリス保育園

厚生労働省が定めるところの保育園(認可保育園)は0〜5歳が対象とされて、都道府県の認可のもとに運営されます。20名くらいの小規模な施設から200名近い定員がいるマンモス保育園まで、定員数は様々です。都道府県の認可を受けずに運営する保育園は「認可外保育園」となりますが、届け出は必要とされます。

認可外というとサービスレベルに劣る印象を受ける方もいるかもしれませんが、この限りではありません。保育士の人数、預かり時間など公的な縛りを受けたくないと考えることから、あえて認可外の運営を続ける施設もあるようです。

小規模保育園とは、0〜3歳の待機児童問題を解消するために始まった仕組みです。市町村による認可事業として運営され、6名以上19名以下と少人数の保育にこだわることにより、きめ細やかなお世話ができるとされています。

保育園は希望すれば誰でも利用できる施設ではなく、一定の縛りが出てきます。預ける保育所が見つからないと、育児休暇明けの復職も難しい状態になるはずです。そこで企業が主体となって都道府県への届け出のもとに運営する形態として、企業主導型保育事業が注目されています。複数の企業が共同で設置することもできる、新しい保育のあり方です。定員に関して明確な目安はありませんが、運営主体となっている企業で働く従業員が主な対象とされています。企業主導型保育所を設けることによって保護者は活き活きと仕事ができて、待機児童問題も解消できる仕組みとして普及が見込まれる形態です。

施設の設置基準として、2歳以上を対象とした保育室または遊戯室、2歳未満を対象とした乳児室または、ほふく室を設ける必要があります。ほかには、定員数にもよりますが、医務室・便所・調理室・野外遊技場が必要条件とされています。

幼稚園とは

幼稚園は、国や地方公共団体、学校法人が主体となって運営されます。市町村主体の幼稚園では都道府県教育委員会、学校法人主体の幼稚園では都道府県知事の認可が必要です。教育施設としての位置づけから、豊かな自然環境のもとで柔軟な発育ができる立地が望ましいとされています。地域との連携も重点課題とされており、周辺施設とのつながりを維持するように設計されるあり方が推奨され、幼児教育拠点としての機能も果たす施設といえるでしょう。

認定こども園とは

幼稚園と保育園のメリットを併せ持つ施設として、認定子こども園が注目されます。小学校にあがる前の教育と保育を一体のものとして考えて、幼稚園や保育園の垣根を超えた取り組みを提供する環境です。

施設設備の基準ですが、0〜2歳児の施設については保育所のルールが適用されます。3〜5歳の施設については幼稚園および保育所とどちらのルールも満たすことが原則ですから、両方のメリットを受けたい方には理想的な環境でしょう。幼稚園の基準に準じた立地とされている限り、子どもの健康的な心身の発育に望ましい環境が整っていることになります。一定の広さを有する遊戯室や運動場といった元気に身体を動かす環境もあって、年齢にふさわしい成長ができるようにサポートする役割を担うものです。

幼稚園・保育園といった明確な線引きではなく、中間としての位置づけにある認定こども園は、現在事業者ごとの保育施設の整備など多様な環境が整いつつある現状です。保護者の希望も多様化しつつある中で競合施設と差別化を図るにあたり、魅力的な遊具の整備や周辺住民への配慮、特徴的な空間設計といった独自の工夫も求められます。

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