


提案のカギ
- 整備プロセスにおいて県民との対話を重視
- 県の方針を体現する「開かれた」設計
- 開館までの期待感を醸成するさまざまなイベントや発信



光あふれる開放的な空間に新しい文化やつながりが生まれる
鳥取県は、施設の老朽化や美術品の収蔵スペース不足、県民の作品発表の場などが課題となっていた県立博物館から美術分野を独立させて、新たな美術館の整備を計画。事業方式には設計・建設から維持管理・運営までを民間が担うBTO方式のPFIを採用し、2020年1月の県民参加型公開プレゼンテーション等の提案審査を経て、当社を代表とする企業グループが事業者に選定され、整備を進めました。
設計を担当したのは、建築界のノーベル賞といわれるプリツカー賞を受賞した世界的建築家槇文彦氏が率いた槇総合計画事務所。ガラスを多用し陽光が差し込む建築は、一般的な美術館のイメージとはひと味ちがう開放感にあふれています。3階までの吹き抜けスペース「ひろま」や、屋外とゆるやかにつながるテラス「えんがわ」、国指定史跡である大御堂廃寺跡歴史公園や大山などを一望できる展望テラスなど、光や風を感じる爽快な空間です。
ブランド・ワードは「OPENNESS!(オープンネス)」。地域社会やさまざまな価値観に開かれた空間であり、企画展示室やコレクションギャラリー、県民ギャラリーに加えて、ワークショップを開催できるスタジオなど集いと出会いの空間を備えています。また、アートを通じた学びを支援する拠点「アート・ラーニング・ラボ(A.L.L.)」では創造性を育み、交流できる環境づくりに取り組んでいます。
開館記念展「アート·オブ·ザ·リアル時代を超える美術」には、収蔵品であるアンディ·ウォーホルの《ブリロ・ボックス》をはじめとして国内外の多彩な作品を展示。美術館は、今後15年にわたり当社を代表企業とするSPCが維持管理と運営を担います。公共と民間、さまざまなパートナーが共につくる美術館は、アートを通じて地域の文化や観光に新たなにぎわいと価値観を生み出していきます。
















[DATA]
| 所在地 | 鳥取県倉吉市 |
|---|---|
| 敷地面積 | 約17,892m2 |
| 延床面積 | 約10,598m2 |
| 構造 | RC造(一部SRC造・S造)地上3階 |
| 事業方式 | PFI事業/BTO方式 |
| 事業期 | 20年間 |
| 公式HP | 鳥取県立美術館 https://tottori-moa.jp/ |


