



2024年4月、JR千葉駅の北北東に位置する千葉公園がリニューアルオープン。
「千葉のセントラルパーク」として、長きにわたり市民に親しまれてきた総合公園が、公民連携により広大な芝生広場をメインに再整備され、多世代が集う憩いの場として、都心に新たなにぎわいを創出しています。
提案のカギ
- 見通しがよく、自由にくつろげる芝生広場
- 多世代が楽しめるさまざまなコンテンツを導入
- グリーンインフラを活用
Park-PFI制度を活用して、多世代が集い、自由に楽しめる空間へ
1959年の開園以来、市民に親しまれてきた千葉公園では、園内施設の老朽化等に対応して、千葉駅周辺の活性化グランドデザインによるまちづくりの方向性をふまえ、再整備が進められてきました。その一環で、Park-PFIによる園内の「賑わいエリア」の再整備と隣接する「ドーム前広場」と一体での管理運営事業を計画。公募型プロポーザルの結果、当社を代表とする企業グループが事業者に選定されました。提案のコンセプトは「いつでも だれでも くつろげる”わたしの芝庭 “」。芝生広場をメインに多様な世代が集い、自由な楽しみ方ができる空間の創造などが評価されました。
広大な芝生広場を中心に多彩なコンテンツを複合
約8,000㎡の広大な芝生広場の周囲には、陽射しや雨を避けることができる屋根付きのオープンスペースを整備。カフェや地産地消の食材を提供するレストラン、自転車やスケートボードの走行コースやフィットネスジム、学びやアートに触れる機会を提供するスペースなど多彩な施設を誘致しました。また、園内には緑豊かで有機的に芝生広場とつながるアーボレータム駐車場や壁面緑化など、自然を身近に感じることができる空間が形成されています。
公共と民間のパートナーシップにより、多彩なコンテンツを複合しアップデートされた千葉公園。多様な世代が集い、ウェルビーイングにつながる場所として、都市のにぎわいに貢献します。

「安らぎ」、「楽しみ」、「繋がり」、「育てる」 公園へ


公園の新たな「顔」となる広々とした芝生広場。緩やかな高低差があり、散歩コースにもぴったり。

芝庭内に設置された雨や陽射しを遮ることができる、休憩スペース。各種イベントなどにも利用でき、さまざまなな楽しみ方を創出。


県内初出店のベーカリーやカフェ、地産地消のメニューを提供するレストランや遊戯施設なども誘致。

公園の緑を眺めながらトレーニングできるフィットネスジム。

スケートボードやBMXなどアーバンスポーツを楽しめるパンプトラックは公式大会にも対応する仕様。
グリーンインフラ
自然や緑がもつ機能をインフラ整備やまちづくりに活かし、地域や環境の課題解決をはかるグリーンインフラ。千葉公園ではこの活動を推進する、さまざまな取り組みを行っています。
壁面緑化


公園の緑と調和する壁面緑化。豊かな植栽が魅力のD’s グリーンパレットや太陽光発電を活用する雨水循環型壁面緑化を採用。
雨庭

修景や緑化のほか、下水道負荷の軽減や地下水の涵養、ヒートアイランド現象の緩和などの効果が期待できます。
アーボレータム駐車場

樹木の配置を工夫した有機的なデザインで、車の減速効果も。
※アーボレータム:樹木園、森林公園を意味する
[DATA]
所在地 | 千葉市中央区弁天 |
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公園面積 | 18.6ha (内事業範囲面積 賑わいエリア:約2.9ha ドーム前広場:約1.4ha) |
事業内容 | Park-PFI事業 |
事業期間 | 20年間 |
公式HP | 千葉公園 芝庭 https://chiba-park.com/ |