堺市では体育館の建替えにあたりさまざまな手法を検討された結果、財政面と運営面で民間のノウハウを活用したいとの考えから、PFI方式が採用されました。当社を代表企業とするグループは「大浜公園にもう一度光をあてよう」というコンセプトを軸に「リライトプロジェクト」を提案。「する・みる・ささえる・ととのえる」という「スポーツタウン・堺」の実現に向けた4つの視点に呼応する形で、競技スポーツに打ち込む方や、普段スポーツに馴染みがない方々も、すべての世代がスポーツに関われる新体育館をめざしました。
　また、新体育館の前面に設置した自然採光のためのリライトウォールは現存する最古の木製洋式燈台のひとつである「旧堺燈台」をモチーフに、堺市の歴史を採り入れたデザインとしました。

　館内のキッズスペースや芝生広場の遊具など、ファミリー層にも気軽に立ち寄っていただけるスポットも設置しているほか、自主提案施設として「あそびとスポーツの融合」をテーマにした子ども向け施設・カフェなど多様な世代が集まりやすいきっかけを設けることで、新たな交流とにぎわいを生み出します。
　今後15年間の管理運営を担う当社グループは、スマート・ベニュー^※の考えのもと大浜体育館・大浜武道館を中心にかつてのにぎわいを取り戻し、大浜公園全体の魅力向上に貢献していきます。