2023年12月にリニューアルオープンした「厚木市ふれあいプラザ」は、市のごみ中間処理施設の余熱エネルギーを利用する健康増進施設です。市民の健康を支え、防災にも貢献する地域の交流拠点を、当社を代表企業とするグループがPFI事業で整備しました。
提案のカギ
- 市の要求水準に細やかに応える施設提案
- 市民の健康づくりに寄与する「未病コーナー」を設置
- 地元企業と連携し地域還元プログラムを提案
健康増進に寄与し防災拠点としても機能
「厚木市ふれあいプラザ」は、2021年に閉館した健康福祉施設を再整備したもので、市の「地域包括ケア社会実現」の一環で計画されました。コンセプトは「市民の憩いやにぎわいを創る健康増進拠点」。プロジェクトの推進にあたり、市は民間の資金やノウハウを活用するPFI事業(BTO方式)での整備を決定。総合評価一般競争入札の結果、2020年12月に大和リースを代表とする企業グループが選定されました。
当社グループは提案にあたり、「①健康増進を中心とした複合拠点、②幅広い世代が訪れたくなる憩いの場、③利便性の高い交通アクセスや駐車場台数、④地域の防災拠点」という市の4つの方針を踏まえた施設を計画。市民の健康増進や防災に寄与する機能を設けるとともに、地域と一体となった施設の運営を提案した点が評価されました。
施設内には流れるプールやジャグジーを備えた温水プールがあり、子どもから大人、親子でも受けられるレッスンプログラムを実施。加えて充実したトレーニングルームとスタジオ、サウナの付いた大浴場、そして健康状態のチェックができる「未病コーナー」を整備して、地域の健やかな暮らしを支えるとともに生活習慣の改善などにつながる機会を提供しています。屋外には足湯テラス、夜間に光る蓄光石を散りばめた遊歩道があり、市民の憩いの場となっています。
1階の開放的で広い休憩スペースは、利用者同士の交流の場として機能するほか、災害時の「一時避難場所」としての機能を備えています。また、2階に温浴施設を設けることで、浸水被害を受けた際にも入浴できる環境を整備。人々の安全・安心につながる防災拠点としての役割も果たします。
今後の維持管理・運営期間は約16年。長期間にわたって、ウェルビーイングな暮らしにつながる拠点として地域に貢献していきます。
健康、憩い、防災。さまざまな機能の複合で地域のウェルビーイングに貢献
公民連携で健康増進や地域活性化に貢献
大和リースは民間活力を活用するPFI方式による体育館やスポーツ施設の整備・運営に取り組んでいます。豊富なノウハウで地域の健康増進とスポーツ振興による地域活性化に貢献します。
さわやかアリーナ 袋井市総合体育館
本格的な競技はもちろん、親子で運動を楽しめる大型遊具やユニバーサルデザイン、パラスポーツへの対応など、さまざまなライフスタイルに寄り添う体育館を整備。スポーツ文化を振興し、地域の健康増進に貢献します。
導入事例 さわやかアリーナ 袋井市総合体育館 >
[DATA]
所在地 | 神奈川県厚木市 |
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駐車台数 | 130台 |
敷地面積 | 9,814m2 |
延床面積 | 4,613m2 |
構造 | 鉄骨造 地下1階・地上2階建 |
事業方式 | PFI事業(BTO方式) |