いきいきと学べる空間を整備 「泉大津市立条東小学校」(仮設校舎)

2023.05.12

SDGs4
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仮設校舎×屋内緑化でひろがる価値

1970年に開校した泉大津市立条東小学校は、校舎の長寿命化の改修工事を進める上で、仮設校舎の整備が必要になりました。
システム建築と環境緑化、2つのノウハウをもとに大和リースが提案する新しい仮設校舎のカタチについて紹介します。

提案のカギ

  • 伸び伸びと過ごせる、明るく開放感のある仮設校舎
  • 内装に緑を取り入れた校舎は、児童と職員の癒しと交流の空間
  • 民間のスピードとアイデアで新たな付加価値を提案

開放感と安全性を備えた学びの空間

 仮設校舎の建設にあたり求められたのが、子どもたちが快適に学べる校舎を迅速に整備すること。当社はシステム建築「ダイワフラットL スクールタイプ」による整備を担当しました。工事開始から約4か月で完成した2棟の仮設校舎には、児童の学びの空間として必要な条件が備えられています。
 印象的なのはその開放感。2.7メートルの天井高や広い廊下幅を確保しており、伸び伸びと学んだり遊ぶことができます。また、階段の手すりや支柱を円形にするなど、児童が利用する施設としての安全にも配慮されています。

屋内緑化と木製家具の導入を当社が提案

 今回、大和リースから提案したのが「屋内緑化」と「木製家具」を仮設校舎に採り入れること。提案の背景には、コロナ禍に伴う教育環境や暮らしの変化があります。大人と同様に子どもたちはさまざまなストレスを抱えていると言われています。加えて教職員の皆さんがリラックスして快適に教育に取り組める学校の環境整備も求められていることから、今回の仮設校舎において、植物や木材など、校舎の中にいながら自然とのつながりを感じることができる空間を創出することを提案しました。先生と児童、児童同士がコミュニケーションを取りやすい「憩いの場」を校内につくるアイデアです。緑や木製家具に彩られた仮設校舎は優しい空間。下駄箱の近くや廊下にはさまざまな植物が配置され、木製のベンチや机が置かれた場所では児童や先生がリラックスして語り合う姿が見られます。
 仮設校舎に屋内緑化を組み合わせることで、より良い学びの場という付加価値が生まれた条東小学校。当社は、教育施設や公共施設、福祉施設など、多様な世代の人々が集う空間において、緑化をはじめ環境との共生につながるトータルな提案を行っていきます。
下駄箱前
下駄箱前に緑と木製家具を置いて癒しと交流のスペースに
相談室
相談室に緑を設置することで、リラックスできる空間に
教室
明るく広々とした教室
2階建ての仮設校舎
2階建ての仮設校舎でのびのびと過ごす子どもたち
緑化
校舎内のさまざまな空間に緑を提案
おおさか河内材使用の家具
木製家具は「おおさか河内材」を使用

校舎内に自然要素を取り入れた空間についてのアンケート結果

対象者:先生21名、児童155名(5.6年生)

❶校舎内に植栽や木製家具を導入した空間を取り入れる提案は良いと思いますか?
 ※児童用:学校の中に植物や木の家具があるとうれしいですか?

はい93%の円グラフ

❷「はい」を選択した理由を教えてください。(複数回答可)

大雨発生数のグラフ

ため池被災原因のグラフ

[DATA]

所在地 大阪府泉大津市
延床面積 3,332㎡
構造 軽量鉄骨造2階建(ダイワフラットL スクールタイプ)
用途 仮設校舎、屋内緑化

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