目次
■HACCPとは?
・HACCP義務化〜開始は2020年6月から〜
■ISO9001とはどれくらいちがう?
■HACCP認定をもらうためには
・HACCP認証の選定
・HACCP認証取得の流れ
■HACCP工場のローコストで建てるなら大和リース
■まとめ
■HACCPとは?
・HACCP義務化〜開始は2020年6月から〜
■ISO9001とはどれくらいちがう?
■HACCP認定をもらうためには
・HACCP認証の選定
・HACCP認証取得の流れ
■HACCP工場のローコストで建てるなら大和リース
■まとめ
HACCPを導入する場合には、HACCP認定を受けるのがおすすめです。これからHACCP対応の食品工場を建築しようとお考えの方は、HACCP認証について確認しておきましょう。こちらでは、HACCP認定に関する基礎知識を解説します。
HACCPとは?
HACCPは1960年代にアメリカで開発された食品の衛生管理手法です。元々は宇宙食の安全性確保に用いられていました。なお、名称はHazard Analysis Critical Control Pointの頭文字を取った略語です。日本語では「危害分析重要管理点」と訳されます。
HACCP義務化〜開始は2020年6月から〜
2018年6月には食品に関わる全事業者に対しHACCP導入を義務とする「改正食品衛生法案」が可決されました。施工は2020年6月、経過措置期間は1年間です。つまり、少なくとも2021年6月までにはすべての食品関連事業者がHACCP導入を実施しなくてはなりません。
ISO9001とはどれくらいちがう?
HACCPのマネジメントシステムを取り入れた認証方法のひとつに、ISO22000があります。これは食品の安全保証のための認証で、国際的な規格として認知されています。
一方、ISO22000にはISO9001というマネジメントシステムの考え方も取り入れられています。これは、顧客満足度向上のための規格で、安全性だけでなくおいしさや納期といったクオリティをマネジメントすることが目的です。
このように、HACCPとISO90001は目指すゴールが異なるものです。しかし、ISO22000で両方が取り入れられていることからも分かるとおり、HACCPとISO90001は食品事業者に取って非常に重要な規格です。HACCP取得の際には、同時にISO90001の取得もおすすめします。
一方、ISO22000にはISO9001というマネジメントシステムの考え方も取り入れられています。これは、顧客満足度向上のための規格で、安全性だけでなくおいしさや納期といったクオリティをマネジメントすることが目的です。
このように、HACCPとISO90001は目指すゴールが異なるものです。しかし、ISO22000で両方が取り入れられていることからも分かるとおり、HACCPとISO90001は食品事業者に取って非常に重要な規格です。HACCP取得の際には、同時にISO90001の取得もおすすめします。
HACCP認定をもらうためには
HACCP認証を取得するためには、認証団体から認定のための審査を受ける必要があります。以下では、認証団体の種類やHACCP取得の流れをご紹介します。
HACCP認証の選定
HACCP認証にはいくつかの種類があります。それぞれに各種団体や審査機関があり、対応も異なります。まずはどのHACCP認証を受けるのか選定しましょう。
HACCP認証 | 特徴 | 認証団体 |
---|---|---|
地方自治体によるHACCP認証 (地域HACCP) |
●各自治体が独自に定めた審査が実施される ●中小企業も取得しやすい ●対象製品・適用範囲が限定される |
●東京都食品自主管理認証 ●北海道HACCP自主衛生管理認証 ●みやぎ食品衛生自主管理登録 ●福井県食品衛生自主管理プログラム など |
業界団体認証 | ●特定の業界・業種に向けた認証 ●適用範囲が業界・業種ごとに限定される |
●全国菓子工業組合連合会 ●(社)日本惣菜協会 ●(社)日本炊飯協会 ●(社)日本食肉加工協会 ●(社)日本給食サービス協会 ●全国製麺協同組合連合会 等 |
総合衛生管理製造過程(マル総) ※食品衛生管理の国際標準化に関する検討会において廃止することが決定 |
●厚生労働省による認証 ●対象は容器包装詰加圧加熱殺菌食品、 魚肉練り製品、乳・乳製品、清涼飲料水、食肉製品のみ |
●厚生労働省 |
民間審査期間による認証 | ●ISO22000 ●SGSHACCP ●SQF2000/HACCP ●ISO9001/2008 ●FSSC22000 ●IQFSI認証 |
●各民間企業 |
HACCP認証取得の流れ
以下は一般的なHACCP認証取得までの流れです。
1. 審査機関へ申請
2. 審査日の通知
3. 審査開始(現場・文書)
4. 審査員から認証機関へ結果を報告
5. 認証決定
6. 認定書の発行、交付
ただし、上記はあくまで審査機関へ申請するところからの流れです。実際には、申請の前段階でさまざまな準備を行う必要があります。現状のまま申請を行ったとしても、審査の通過は難しいでしょう。そのため、HACCP認証に特化したコンサルタントなどの存在が欠かせません。
HACCP工場のローコストで建てるなら大和リース
大和リースはこれまでにさまざまな食品事業者様のHACCP工場設立をサポートしてまいりました。ローコストなシステム建築を目指したプロジェクトマネジメントはもちろん、専門コンサルタントによる認証・運営支援にも対応。複雑なお手続きもしっかりとサポートいたします。
HACCP認証を得るには広く深い専門的な知識やノウハウが必要です。自社で対応を進めようとしても、担当者の選任や教育、認証団体への対応で遠回りしてしまうこともあるでしょう。弊社であれば、HACCP工場建築に向けた最適なソリューションをお届けできます。
まとめ
HACCP認定の取得は必須ではないものの、自社工場における衛生管理をエビデンスになると同時に、対外的なイメージアップにもつながります。ただし、認定のためにはさまざまな準備が必要であり、自社のみで対応するには多大な労力が必要です。HACCP認定をお考えの方は、ぜひ弊社までご相談ください。