入居の方々を真ん中に、安心とやさしさを設計したグループホーム

2020.04.14

落ち着いたカラーリングの富田の里外観

岡山県倉敷市 複合福祉施設 富田の里

理想的と考えているグループホームの形を実現したい

富田ケアセンター有限会社 代表取締役社長 山中 祥吉 様

富田ケアセンター有限会社 代表取締役社長 山中 祥吉 様

 

グループホームとは共同生活の場です。入居者の方々が個室でくつろぎ、部屋を出たらすぐそこにいつものお仲間やスタッフがいて、安心できること。スタッフにとっては入居の皆さんにできる限り目が行き届き、どこでも素早くスムーズに動ける設計であることがよいケアのための重要なポイントです。その思いを具体的にしてほしいと設計を依頼しました。

基本は、一般にあるような廊下に個室が並ぶのではなく、リビングを個室が囲み、どのお部屋もドアを開ければすぐそこがリビングという形。そして、キッチンもスタッフルームもリビングに接していてオープン。スタッフが全体を見渡せていつも入居の方々を見守ることができ、安全が確認できます。そして、思ったとおりにでき上がりました。大和リースさんは対応がとにかく早くて確実でしたから、途中で変更したりすることもほとんどなく、工期も守ってもらいました。スタッフに聞いても動きやすいとのことで、満足しています。

 

リビングを囲んで個室が並び、一歩部屋を出るとお仲間やスタッフがいるので安心。

リビングを囲んで個室が並び、一歩部屋を出るとお仲間やスタッフがいるので安心。

玄関。足元は段差のないバリアフリーです。玄関。足元は段差のないバリアフリーです。
明るい居室。内部の灯が確認できるようドアの下方には小窓が設けられています。明るい居室。内部の灯が確認できるようドアの下方には小窓が設けられています。
最新の機械浴設備で、入浴介助をします。最新の機械浴設備で、入浴介助をします。
キッチンとスタッフルームから、スタッフがいつもリビング全体を見渡すことができます。キッチンとスタッフルームから、スタッフがいつもリビング全体を見渡すことができます。
日差しがたっぷり入るデイサービス用のリビング。日差しがたっぷり入るデイサービス用のリビング。
日差しがたっぷり入るデイサービス用のリビング。

大和リースが最初にお手伝いした富田第2デイケアセンター。大和リースが最初にお手伝いした富田第2デイケアセンター。同じ敷地内にあります。

1F

2F

■グループホーム

認知症の高齢者が日常生活の支援や機能訓練を受けながら、介護スタッフとともに少人数で共同生活する施設。

■小規模多機能施設

日中の通所や緊急・夜間の訪問、短期宿泊、長期居住など複数の介護サービスを組み合わせて提供する施設。

■デイサービス

認知症の高齢者とその介護家族に対して提供する、入浴や食事などのさまざまなサービス。

●富田の里 スタッフの方々から

細かな使い勝手などはスタッフが早い段階から定期的に集まって、経験などを話し合いました。その時に大和リースさんにも入ってもらい、みんなの意見をまとめて形にしていってもらったのです。おかげで、トイレとお風呂の動線がよくなったり、収納がうまく確保できたり。今はこのホームにみんなが愛着を感じています。

●大和リース 営業担当から

この案件で2つ目の施設をお手伝いすることになるのですが、グループホームで重要なことをまた多く学ばせていただきました。福祉系の施設はそれぞれにニーズが違い、思いも違います。それに的確にご提案をしていくこと。そして、心身のケアが必要な方が使われるので、小さなことにも注意して建設することに留意しました。

(岡山支店 藤田 直志(当時))

●大和リース 設計担当から

グループホームとデイサービス、小規模多機能などの複合福祉施設で、各セクションの担当者の方々と細かな打ち合わせに多くの時間をかけました。さまざまな要望がありましたが、多くが使い勝手を考えてのこと。対応させていただいたことで最終的にきめ細かな配慮のある施設になったと思います。

(岡山支店 林 浩昭(当時))

●大和リース 工事担当から

同じグループホームでもそれぞれに違いがあります。今回は他の施設も経験されたスタッフさんもおられましたし、スタッフの方々のご意見が非常に参考になりました。意見を出しつくして、利用者さんとスタッフさんの両者が利用する上で最も良いものができたと感じています。

(岡山支店 神野 健次(当時)))

[DATA 施設の概要]

敷地面積 998.32m2(301.99坪)
建物 ダイワステップ・窯業系サイディング



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