地域に開かれた学びと交流、共創の場「美里町立美里中学校 」

2025.10.24

SDGs目標4:質の高い教育をみんなに
SDGs目標11:住み続けられるまちづくりを
SDGs目標17:パートナーシップで目標を達成しよう

 宮城県の北東部に位置する豊かな田園地帯で、世界農業遺産にも登録されている「大崎耕土(おおさきこうどく)」に育まれた美里町(みさとまち)。2025年4月、町内の3つの中学校を統合し、公民連携のPFI方式で整備された「美里町立美里中学校」が開校しました。これからの時代に相応しい教育環境を整え、さらに地域住民も利用できるアリーナやライブラリーなども新設。学校が地域の情報発信拠点となり、住民の生涯学習や地域活性化への貢献が期待されています。

提案のカギ

  • 安全性と快適性、オープンな広がりを両立させた施設整備
  • 地域とのつながりが生まれる共創の空間づくり
  • 大崎耕土の景観に調和する伸びやかな外観デザイン
地域の住民にも解放予定のアリーナ(体育館)
地域の住民にも解放予定のアリーナ(体育館)

デジタル地球儀が設けられた「まちライブラリー」
デジタル地球儀が設けられた「まちライブラリー」

学びの中心となる、2階の図書室
学びの中心となる、2階の図書室

健やかな学びと地域交流の拠点 美里町の新たな「教育シンボル」

 美里町では生徒数の減少や施設の経年劣化を受け、3中学校を統合し未来を担う子どもたちの教育環境を整えるとともに、地域に開かれた新中学校の整備を計画しました。手法には民間のノウハウや創意工夫を活用するPFI方式を採用。公募型プロポーザルの結果、2021年12月、大和リースを代表企業とするグループが事業者に選定されました。
 新中学校の設計コンセプトは「教室は大きな家・学校は小さなまち」。開放的かつ機能的な新校舎の中心には、吹き抜けの図書室を配置し、教科横断的な学びや生徒の能動的な学びを促しています。まちライブラリーや多目的ホール、アリーナ(体育館)は、地域住民に開放予定で、生涯学習や地域交流の場としていく予定です。また、吹き抜けの光庭に面し自然採光を生かした明るい大階段や地域学校連携室、登下校時の生徒の交流の場となる見通しの良いみさとひろばなど、多彩な空間が広がります。
 より地域に開かれた中学校として多世代の視点に立ち、さまざまな工夫を凝らした美里中学校。町の「教育シンボル」として完成した新しい学び舎は、2025年4月から供用を開始しています。今後、当社グループは学校や町との協働・連携を図りながら、施設の維持管理と地域コミュニティの活性化につながる活動も進めていきます。

学校整備とまちづくりを、 地域と共につくる 施設配置、環境・景観、学級編成、地域連携、シンボル性

事業スキーム 美里町 事業契約 宮城美里 PFIパートナーズ株式会社(SPC)代表企業 構成企業 大和リース株式会社 〔設計・監理〕株式会社関・空間設計 〔施工〕橋本店・石堂建設・大和リース建設工事共同企業体

美里町立美里中学校 教室

美里町立美里中学校 授業風景

美里町立美里中学校 入口

美里町立美里中学校

美里町立美里中学校

美里町立美里中学校 スクールバス

設計コンセプト教室は大きな家・学校は小さなまち

多様な学びと交流を生みだす機能性豊かな田園環境に調和する持続可能な学校へ

 家のように居心地の良い「教室」と、まちのようにオープンなコミュニティの場となる「学校」が共存する新しい学校づくり。生徒が主体的に学びに向かい、協働して学びを深め、多様に活動できる空間をめざしました。
 また、美里町の自然の恵みを活かした設計や再生可能エネルギーの活用など、周辺の美しい田園風景とも調和するサステナブルな教育環境が実現しました。

1階地域と学校がつながり 出会いと交流を生み出す


美里町立美里中学校 1階フロア図
アリーナ

多目的ホール

アリーナ・多目的ホール

広々としたアリーナは多目的ホールとの一体利用が可能。地域スポーツの場にもなり、災害時には避難所として機能します。

大階段

大階段

学校ゾーンと地域開放ゾーンをつなぎ、利便性を高めています。光庭に面しており自然採光の工夫をしています。

まちライブラリー

まちライブラリー

地域と協働・連携する共創空間。生徒・教職員・地域住民の交流スペースとして、さまざな利用が可能。

地域学校連携室

地域学校連携室

地域と学校をつなぐ拠点。学校教育の支援や社会教育の促進に取り組み、学校を核とした地域づくりを行います。

みさとひろば

みさとひろば

生徒の登下校時の交流の場であり、来客や地域との共通玄関。イベント等で地域に開放され、マルシェなどの開催も想定しています。

グラウンド

グラウンド

広いスペースを確保したグラウンドは、生徒たちがのびのびと活動できるようフィールド同士の重なりにも配慮しています。

バスロータリー

バスロータリー

スクールバスは大和リースが8台を納車。朝便・夕便が、校区内を網羅するルートで運行しています。バス待ちピロティは職員室に面し、安全なバスの乗降を見守ります。

2階生徒がのびのびと活動でき 多様な学びに触れる


美里町立美里中学校 2階フロア図
図書館

図書館

図書室

校舎全体の中心で主要な動線に面するよう配置。オープンで気軽に立ち寄れる生徒の居場所として機能します。

特別教室

特別教室

特別教室

図書室に隣接し、自由に行き来が可能な計画とすることで、調べ学習や分野横断的な学習にも対応します。

共用部

共用部

共用部

自然採光や自然通風を確保した、明るく風通しの良い空間。廊下にはベンチや多目的コーナーなどが設けられ、授業での協働的な学びや休み時間の居場所・交流の場となっています。

普通教室

普通教室

普通教室

全室南東向きで明るく、自然通風を効果的に取り入れる設計。教室空間を有効利用し、アクティブラーニングなどの多様な学習形態にも対応できます。

太陽光発電システム

屋上に太陽光発電システムを設置し、再生可能エネルギーの活用により環境負荷低減を図ります。

太陽光発電システム

[DATA]

所在地 宮城県遠田郡美里町
敷地面積 39,424m2
延床面積 9,760m2
構造 鉄筋コンクリート造、鉄骨造 4階建
事業方式 PFI事業/BTO方式
事業期 15年間



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