街路灯・公園灯のLED化、維持管理を通して財政負担の軽減に寄与

2022.07.06

街灯の更新・長期維持管理業務 町田市街路灯・公園灯LED化事業

街路灯と公園灯をあわせて3万灯以上管理している町田市は、すべての街路灯・公園灯のLED化と、15年にわたる維持管理業務に係る公募型プロポーザルを実施。全灯LED化を通して、環境への配慮とともに、維持管理コストや交換・修繕対応の軽減などにつながりました。

提案のカギ

  • リースによるLED一括交換と財政支出の平準化
  • コールセンターの設置で市職員の負担軽減
  • 地元企業の採用による地域への還元

水俣条約の遵守に向け早急なLED化が必要に

 町田市では、約 31,000 灯の街路灯と約 1,700 灯の公園灯を管理しており、経年劣化などによる電球・器具類の交換、修理の件数が年々増加していました。市職員が電球の交換をほぼ毎日行い、修繕業者による電球のLED化も年間約200灯ずつ進めていました。そうした中、「水銀に関する水俣条約」により、2021年以降は水銀灯の製造・輸出入が禁止されることとなったため、早急にLED化を進める必要が出てきたのです。
 2018年2月、町田市は2年以内に未更新の街路灯と公園灯全てのLED化を決定。公募型プロポーザルの結果、当社が事業者として選定されました。これにより、水俣条約の遵守はもちろんのこと、夜間の視認性の向上による事故や犯罪の防止、約1億4千万円以上の年間電気使用料金の削減、約2,900tの年間CO2排出量の削減、そして、効率的な街路灯・公園灯の維持管理の実現につながりました。

省エネや市職員の負担軽減を提案

 公募型プロポーザルにおいて、当社は高効率LED照明採用による省エネと電気代の大幅削減、そして、市内事業者との協働施工体制の構築による技術指導、および市内への経済効果の最大化をご提案。他にも、事業管理クラウドシステムの導入により現状を可視化することや、コールセンターを設置して、市職員の負担を軽減する提案などを盛り込みました。
 その結果、事業者に選定され、維持管理や修理の受付などを含めた15年間のリース契約を締結。これにより、15年間で総額約33億円の光熱費と維持管理費の削減が見込まれています。

 

LED化による年間CO2量削減効果 ※町田市ホームページより

LED化による年間電気料金削減効果(決算額) ※町田市ホームページより

自治体の住民サービスの向上と効率化へ。LED街路灯による省エネ化を提案

自治体様向け「一斉LED化ガイド」



PPP・PFIなどの資料請求、ご相談はこちらから。