北海道 南幌町子ども室内遊戯施設 「はれっぱ」

2023.12.11

SDGs目標3:すべての人に健康と福祉を
SDGs目標11:住み続けられるまちづくりを
SDGs目標17:パートナーシップで目標を達成しよう

公民連携で子育て支援と地域交流を促進

北海道空知郡そらちぐん南幌町なんぽろちょうは札幌市内や空港からのアクセスも良好で、田園風景が美しいまちです。2023年5月、南幌中央公園内に当社を代表企業とするグループが整備した、子ども室内遊戯施設「はれっぱ」がオープンしました。
木の温もりを感じる施設内には、子どもたちの明るい笑い声が響き、多様な世代の交流が生まれています。公民連携により子育てを支援し、地域に新たな風を吹き込んでいる「はれっぱ」についてご紹介します。

提案のカギ

  • デザインビルドによる道産材を活用した木造建築
  • 「遊び」と「交流」の機能を複合したエリア構成
  • エリアマネジメントで地域に寄り添う施設整備

健やかな成長と交流を育む新たなまちのシンボルとして

遊ぶ母子

 子育て世代の支援や移住の促進に積極的に取り組む南幌町。「季節や天候に左右されず、子どもたちがいきいきと遊べる場所がほしい」という地域住民の声に応えて、南幌町は子どもの遊び場と地域の魅力を高める交流拠点の整備をめざし公募型プロポーザルを実施。当社を代表企業とするグループが、施設の設計・施工と管理・運営を担う事業者に選定されました。
 当社グループはエリアマネジメント業務も担当。地域との対話を通じて、施設のあり方に関する検討を進めました。本事業は2022年3月に内閣府の地方創生拠点整備交付金の採択を受けて、2022年5月に着工。2023年5月にオープンしました。
 道産材を活用した木造建築に、「遊戯エリア」と「休憩エリア」、2つの機能を複合した子ども室内遊戯施設「はれっぱ」は、子育て世代に子どもたちがいきいきと遊べる場所を提供すると共に、世代を超えた交流が生まれる憩いの場所を地域に生み出しています。
 そして、南幌町を代表する新たなまちのシンボルとして、町外から訪れる人々を呼び込み、関係人口・交流人口の創出につながっています。
 当社は今後の管理・運営を通じて、南幌町や地元企業と連携し、新たなワクワクが生まれる、持続可能なまちづくりに貢献します。

施設の設計・施工から管理・運営までワンストップで対応

事業スキーム

※DBO(Design Build Operate)方式とは、行政が資金を負担して民間事業者に公共施設の設計・建設・運営を一括して委託する手法。


「はれっぱ」で遊ぶ、くつろぐ、交流する。

はれっぱベン図

 遊戯エリア きゃべっちパーク

木の温もりを感じる「木育ゾーン」と
カラフルな遊具が並ぶ「アクティブゾーン」からなる遊びの場


木育ゾーン

木育ゾーン
遊ぶ乳幼児と大人
木育遊具の専門企業「東京おもちゃ美術館」が監修した木育ゾーン。柔らかな空間に、乳幼児も安心して楽しめるおもちゃが並びます。

アクティブゾーン

アクティブに遊ぶ子供たち
ボーネルンドが監修したアクティブゾーン。子どもたちの好奇心を刺激し、アクティブに楽しめる多彩な遊具が並びます。保護者が子どもたちの目線で見守れるベンチも設置されています。
天井の木製梁
天井の木製梁には町内の子どもたちの名前と手形が。「地域に愛される施設を」という願いから生まれたアイデアで、エリアマネジメント業務の一環として、手形イベントを実施しました。

 休憩エリア MINAすまいるゾーン

誰もが自由に利用できるカウンターやソファ
カフェも併設したくつろぎと交流の場


多彩なスタイルの木製家具やソファ
多彩なスタイルの木製家具やソファを設置。3月に閉校した南幌高校から譲り受けたピアノは自由に演奏できます。
人工植物による緑化
人工植物による緑化が空間を彩ります。
幼児用の椅子
幼児用の椅子が造作されたカウンター。子どもと向かい合って食事を楽しむことができます。
木製カウンター
柔らかな曲線を描く木製カウンター。
コーヒーショップとスタッフ
ドトールコーヒーショップとそこで働くスタッフの皆さん。

[DATA]

所在地 北海道空知郡南幌町
延床面積 999㎡
構造 木造平屋建
公式HP https://okamotopbc.jp/hareppa/



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