拠点を集約し、快適な労働環境を整備「株式会社エムワン」

2023.05.02

SDGs8

効率性と快適性を備えた物流施設を建設DXとシステム建築でカタチに

これまで分散していた拠点を集約し、2022年10月に移転、オープンした株式会社エムワン本社。当社はシステム建築とデジタルのノウハウを活かして、効率性と快適性を兼ね備えた施設整備をサポートしました。

提案のカギ

  • スムーズな導線を考慮した配置計画
  • デジタルでイメージを具現化
  • 建築から緑化まで総合的に対応

業務の効率化をはかるため、拠点を集約

 福岡県に本社を構え、九州全域で物流事業を展開する株式会社エムワンは、保管・在庫管理から加工作業、発送までワンストップで対応するシステム物流を提案しています。
 業容の拡大と共に、これまで使用していた倉庫が手狭になっていたこと、荷主企業より新たな業務の相談を受けていたことから、より業務の効率化をはかるため、福岡市内に分散していた本社や物流倉庫の拠点の集約、移転整備を決断しました。
 施設整備にあたっては、保管や仕分、配送など物流業務のさらなる効率化と従業員が快適に働ける環境整備の実現をめざし検討。当社が設計・施工に一括で対応するデザインビルド方式による整備を担当し、エムワンのコーポレートカラーであるレッドとブルーのラインが印象的な新本社が2022年9月に竣工。10月より稼働を開始しました。
倉庫棟
広いアウトバースで、積み下ろしがしやすい倉庫棟

建設DX・システム建築のノウハウを活用

 敷地の形状や道路付け、周辺環境をふまえて、当社はBIMソフトを活用した3Dモデルによる配置計画・施設設計を提案。大型トラックの旋回スペースの確保など物流施設としての効率的な動線に配慮。施設デザインもデジタルを活用して視覚的に提案。イメージをカタチにしました。
 また、施工段階においても、クラウド型のBIMソフトやドローンを活用し、現場の状況を見える化。進捗状況を共有することで、スムーズな現場管理を実現しました。

 建物にはシステム建築商品「ダイワスペースRS」を採用。重量鉄骨造による大空間・大開口のメリットを活かして、効率的に業務を行うことができるオフィスと物流倉庫を整備しました。また、屋内緑化と木製家具を採り入れた休憩室、エントランスや外構、駐車場緑化も総合的に提案。自然豊かな周辺環境に溶け込み、快適に働くことができる環境を整備することで、モチベーションの向上やコミュニケーションの活性化にもつながっています。
 当社はこれからも多彩な事業ノウハウとデジタルの活用でビジネス課題の解決につながる施設整備に貢献していきます。

トラック
倉庫内
3Dモデルによる配置イメージ

敷地形状や周辺環境をふまえて動線やスペースを考慮した配置計画

棟

本社機能を併設する仕分棟と倉庫棟、大型トラックが多数停車・往来できるスペースなどをバランス良く配置。近隣住居への防音・プライバシーにも配慮しています。

建設DX
「見える化」によりスムーズな進捗が実現

設計から施工まで、デジタルを積極的に活用し、業務の効率化を図りました。また、2Dで管理していた図面をデジタル化することにより、仕上がりを瞬時にビジュアルで確認できます。

設計

BIMの3Dモデルを活用し、基本計画を提案
配置や規模感、トラックの動線などを可視化。

3Dイメージと完成比較
CGによる外装デザインのシミュレーション
コーポレートカラーやグラデーションを採り入れた外装デザインを提案。

3Dイメージと完成比較

施工

ドローンやBIMの画像

BIMやドローンを活用し現場の状況を見える化

工程や安全管理、納まりの確認に活用。

システム建築
重量鉄骨造で大空間・高耐荷重に対応「ダイワスペースRS」

重量鉄骨造による大空間で高耐荷重のシステム建築商品「ダイワスペースRS」をベースに、事務所と作業スペースを備えた仕分棟と倉庫棟を整備。品質とコストパフォーマンスを兼ね備えた新施設をスピーディに整備しました。

建築物画像
事務所と作業スペースを備える
倉庫内作業風景
移動や作業がしやすい室内空間を実現
執務室と応接室
快適な室内
執務室と応接室
壁紙やタイルは落ち着いたデザインを提案
緑化画像

緑化

敷地内に緑を加えることで施設に潤いが生まれます

エントランスや外構、駐車場の緑化にも対応。
 
 

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[DATA]

所在地 福岡県糟屋郡宇美町
敷地面積 13,772㎡
延床面積 倉庫棟/7,220㎡、仕分棟/2,946㎡
構造 倉庫棟/鉄骨造2階建(ダイワスペースRS)
仕分棟/鉄骨造3階建(ダイワスペースRS)

 


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