公園事業におけるサーキュラーエコノミー
剪定枝(せんていし)をアップサイクルした「生体水(せいたいすい)」の取り組み

2024.11.07

SDGs目標11:住み続けられるまちづくりを
SDGs目標12:つくる責任 つかう責任
SDGs目標15:陸の豊かさも守ろう

 当社が公園の管理・運営に参画する大阪城公園(大阪市中央区)の植栽剪定により年間約8t発生するクスノキの剪定枝の有効活用をはかる取り組みです。廃棄処分していたクスノキの剪定枝から、100%植物由来の生体水(クスノキのアロマ)を開発、公園事業におけるサーキュラーエコノミーを展開します。

ポイント

  • 廃棄処分されるクスノキの剪定枝を有効活用
  • 低温真空抽出法で100%植物由来の生体水を生成
  • 安全性と蚊の忌避効果も確認

植物本来の香りや成分を失活させることなく、生体水を抽出

 従来は破棄せざるを得なかったクスノキの剪定枝から、100%植物由来の生体水(クスノキのアロマ)を抽出し、ミストシャワー等に活用します。低温真空抽出法という特別な技術により、水や溶剤を使用せずに100%植物由来の生体水を生成。外部機関による安全性や蚊の忌避効果も確認されています。

サイクル図
剪定枝の利用写真
剪定枝から生体水(液体)を抽出後に残るチップ(固体)は、マルチング材として活用。

生体水をミストシャワーとして体験できるイベントを開催

 当社が指定管理を担う花博記念公園鶴見緑地(大阪市鶴見区)と扇町公園 (大阪市北区)では、生体水をミストシャワーとして体験できるイベントを開催。訪れる人に自然由来の涼と癒しを提供しました。当社は今後も公園における資源循環に積極的に取り組みます。

ミスト車の写真
扇町公園で開催された生体水の体感イベントでは、ミスト車による噴霧を実施。

生体水の体感イベントの写真
鶴見緑地で開催された生体水の体感イベントの様子。



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