駐車場投資の特徴を解説!初期費用・失敗しないポイントとは

2022.08.29

土地を活用する投資手段の1つとして駐車場投資があります。しかし、どのような種類があるのか・収益率はどれくらいなのかといったポイントを把握できていない方も多いでしょう。
 本記事では、駐車場投資の特徴や初期費用の目安、失敗しないためのポイントについて解説していきます。メリット・デメリットを把握したうえで駐車場投資を検討してみてください。

駐車場投資とは

駐車場設備

不動産投資の中では、駐車場投資は初期費用が少ないこともあり注目されています。駐車場投資は大きく分けて2種類あるため、以下でみていきましょう。

・コインパーキング

コインパーキングは不特定多数が利用する駐車場です。短期や暫定利用しやすく利用率に応じて収入が増える・立地が良ければ、多くの人に利用してもらえるといったメリットがあります。しかし、未払いが起きる可能性があるなどのデメリットも想定されます。

・月極

月極駐車場は、設置場所の近くに住んでいる人や働いている人が利用する駐車場です。長期にわたって契約してもらえれば安定した収入につながるだけでなく、機器の設置が必要ないため、初期費用が抑えられます。

しかし、契約が結べない場合にはスペースが空いてしまうため、収入が得られなくなります。違法駐車や不法投棄といったトラブルの対処も必要です。

駐車場投資の特徴

駐車場

ここでは、駐車場投資の特徴をみていきましょう。

・良い特徴

駐車場投資の良い特徴として、マンションなど他の不動産投資と比較して、経営のしやすい点です。建物を建築する必要がなく、看板や機器を設置することで経営可能です。そのため、比較的初期費用を抑えられる投資だといえます。

災害に対するリスクが低い点も良い特徴です。仮に、地震・火事・洪水などの自然災害に見舞われたとしても、被害に遭うのは看板やコインパーキングの機器だけであるため、損失が少なくて済みます。また、入居者のトラブルに対応する必要もありません。

加えて、駐車場投資は短期間でも辞められます。例えば、数年後に別の用途で使う土地でも投資が可能です。

・悪い特徴

駐車場投資の悪い特徴としては、税制上のメリットが少ない点が挙げられます。固定資産税や都市計画税は、住宅用地であれば特別措置として税制上優遇されます。しかし、駐車場の土地の場合は更地扱いとなり、優遇措置は適用されません。

また、1フロア分の広さしか使えない駐車場は、収益性が低くなる懸念もあります。狭い土地では多くの自動車を停められず、収入が増やせない可能性もあります。さらに周囲に既存の駐車場がある場合、競合するため利用率が低くなる点も把握しておきましょう。

駐車場投資の費用

駐車場設備

ここでは、駐車場投資に対する具体的に必要な費用や想定される利回りなどの費用面について詳しくみていきましょう。

・初期費用

既に土地を所有している場合、初期に必要になるのは土地を整備する・看板を設置する・機器を設置するといった準備です。具体的な費用目安は以下になります。

種類 費用
土地の整備 アスファルト舗装5,000円/㎡、ライン引き58,000円/50m、車止め4,000円/1個など
コインパーキング 精算機に45万円~、ロック板10万円~、看板に15万円~など

 

あくまでも目安であるものの、不動産投資の中では初期費用が抑えられる投資だといえるでしょう。

失敗しない駐車場投資のポイント

駐車場

駐車場投資のポイントを把握できれば、失敗するリスクを軽減できます。収益率を向上させるためにも確認しておきましょう。

・立地にこだわる

駐車場投資において、立地は重要です。駐車場向きの立地として、住宅街か商業施設の周辺が挙げられます。住宅街ではマンションやアパートの住民が長期間駐車場を利用するため、月極駐車場が向いています。

商業施設周辺の場合、短時間利用の人が多いことからコインパーキングが適しています。人の往来が多い場所であれば、さらに利用されやすいでしょう。

また、運転しやすい幅の広い道路に面している場合も運転のストレスを軽減できることから、利用率を上げられます。住宅街や商業施設の近くといった土地には既に駐車場が多くあるため、競合調査も必要です。

・既にある土地を活用

駐車場投資は、収益率が高い投資とはいえません。よって、新たに土地を購入すると初期費用がかかってしまうため、納得のいく収益が得られない可能性があります。既に所持している土地を利用してコストを抑えることで、失敗しにくくなります。

まとめ

駐車場

駐車場投資は、不動産投資の中でも比較的リスクの低い投資方法です。特に土地を保有していれば、低いコストからスタートできる点は魅力です。しかし、収益率が高くないなどのデメリットもあるため、実際に投資を行うかは慎重に検討しましょう。また、多くの人が利用しやすい立地を選ぶ・利用しやすさにこだわるなどのポイントを抑えながら運用を行うことで、失敗する確率を軽減できます。




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