2023年の西九州新幹線の開業に伴い、長崎の陸の玄関口として開発が進むJR長崎駅。その駅前ビル再開発プロジェクトにおいて、当社は立体駐車場の整備を担当しました。機能的な立体駐車場に壁面緑化やデザイン照明を複合することで、緑豊かな自然環境と調和し、国際観光都市に新たなにぎわいと景観を創出しています。
提案のカギ
- 景観と調和した存在感のある大規模な立体駐車場
- 利便性・安全性を兼ね備えた駐車場設計
- 壁面緑化とデザイン照明の融合で長崎らしさを表現
機能性とデザイン性が融合した新たな自走式立体駐車場
国際観光都市・長崎の陸の玄関口であるJR長崎駅周辺の新たなまちづくりとして、新長崎駅ビルの開発を推進してきたJR九州。このビルは、商業施設・ホテル・オフィス・駐車場からなる複合開発プロジェクトです。当社は自走式立体駐車場メーカーとしての技術力と実績、緑化などの複合提案力が評価され、本プロジェクトにおける立体駐車場の設計・施工と駐車場設備の納入を担当しました。
2023年11月10日にオープンした「アミュプラザ長崎新館」の立体駐車場は、国土交通大臣個別認定型と連続傾床式の採用により、敷地を有効に活用して884台の収容台数を確保。既存施設の位置関係や施設南側の幹線道路などをふまえて、スムーズな動線設計を繰り返し検討しました。
外装デザイン計画は大林組のもと、白とグレーのパネルの組み合わせにより「さざ波」を表現した外壁に、ランダムに配置した大規模な壁面緑化を複合。海と山に恵まれた景観に調和し、駅前の新たな顔の一つとしてふさわしい存在感を発揮しています。夜間は空を舞う「かもめ」をモチーフにした照明が点灯。港町・長崎の夜景を美しく、情緒豊かに彩ります。
地域の新たなランドマークとなる新長崎駅ビル。当社は立体駐車場整備と環境緑化、2つの事業ノウハウを複合した施設整備により、まちの新たなにぎわいやつながりの創造に貢献しています。
風光明媚な港町・長崎に調和するデザイン
自走式立体駐車場の施工を数多く手がけてきた実績に、壁面緑化の経験と技術力で表情豊かな緑の壁を実現。
外観や屋上の見え方にもこだわるなど、さまざまな要素を融合した立体駐車場です。
ポイント1「緑と光の融合」
昼夜や遠近を問わず、印象に残るデザイン性と環境共生を実現しました。みずみずしい植栽や照明で、まちと施設を表情豊かに演出します。
ポイント2「快適と美観の融合」
立体駐車場の屋上のルーバーは、海をイメージしたデザインを採用。長崎湾の眺望を楽しめる展望デッキも設置しています。
[DATA]
所在地 | 長崎県長崎市尾上町 |
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立体駐車場 |
延床面積:約23,311m2 構造:国土交通大臣個別認定 7層8段 連続傾床式 駐車台数:884台 |
壁面緑化 | 緑化面積:377m2( D’sグリーンパレット) |
駐車場設備 | 車番認証式駐車管制機器 |
外装デザイン計画 | 株式会社大林組 |