

2024年春、広島市南区の宇品海岸に「広島港クルーズターミナル」が完成しました。ますます高まりを見せるクルーズ客船の寄港ニーズに対応するために整備された本施設は、機能性とデザイン性、環境配慮を兼ね備えた、新たな「海の玄関口」として、国際平和観光都市広島のにぎわいに貢献しています。
提案のカギ
- 鳩の翼をモチーフにしたユニークな外観デザイン
- システム建築と在来工法を組み合わせてフレキシブルに対応
- 待合棟はZEB Ready認証を取得し、エネルギー消費量を67%削減
平和都市広島のイメージ向上につながる快適で美しい施設
この地にはもともと、インフォメーションセンターがありましたが増え続けるクルーズ客船に対応できるものではありませんでした。そこで広島県は、円滑な出入国手続きを可能にするクルーズターミナルの建設を計画。公募型プロポーザルにより当社が事業者に選定され、デザインビルド方式での整備を行いました。
建物の外観は、平和都市広島の象徴である鳩の翼、そして波のうねりをイメージした曲線が特長です。ターミナルの内部はガラス張りの広々とした空間で、税関・出入国管理・検疫手続き等を行うCIQ※棟と、快適でラグジュアリーな待合棟の2棟で構成されています。さらに待合棟はZEB Ready認証を取得すると共に、軒天や内装に広島県産の木材を採用。「機能性、デザイン性、環境配慮」の3つを備えたこの施設がツーリストを迎えることで、国際的な交流とにぎわいが一層促進され、地域活性化にもつながっていきます。
※税関(Customs)、出入国管理(Immigration)、検疫(Quarantine)の略







[DATA]
所在地 | 広島市南区宇品海岸 |
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延床面積 | 1,349㎡(待合棟:387㎡、CIQ棟:953㎡、渡廊下:9㎡) |
構造 |
CIQ棟:ダイワスペース平屋建 待合棟:鉄骨造 平屋建(屋上あり) |
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