「幼・保・小」が連携 多様な学びと地域交流の拠点「大分市立金池小学校 」

2025.11.07

SDGs目標3:すべての人に健康と福祉を
SDGs目標4:質の高い教育をみんなに
SDGs目標11:住み続けられるまちづくりを

大分市の中心部に位置する金池町に、小学校・認定こども園・児童育成クラブの3つの機能を備えた大分市立金池小学校が、約3年間の建て替え期間を経て2023年11月に完成。本事業において当社は、公民連携のPFI方式により校舎やグラウンドを一体的に整備しました。歴史と伝統を受け継ぎながら、子どもたちの健やかな学びと地域コミュニティの活性化に貢献しています。

提案のカギ

  • PFIによる窓口の一本化でスムーズかつスピーディーな対応
  • 児童や地域に親しまれる機能性と安全性を備えた校舎
  • 歴史と伝統を受け継ぐデザインによる愛着の醸成
大分市立金池小学校

アリーナ(屋内運動場)
空調設備の整った「アリーナ(屋内運動場)」は一般にも開放され、地域のスポーツクラブの練習場所としても活用。

ひしのみホール(音楽室)
ステンドグラス調の菱形窓が印象的な「ひしのみホール(音楽室)」は金池小学校のシンボル。

子どもたちと地域がつながるあらゆる世代が共生する学び舎

 1887年(明治20年)創立と長い歴史をもつ大分市立金池小学校では、老朽化した校舎群と、同敷地内にある金池幼稚園や児童育成クラブ等の改修が課題となっていました。大分市は効率的な整備と敷地の有効活用等をはかるため、県内では初となる学校施設PFI事業を計画。公募型プロポーザルの結果、当社を代表とする企業グループが事業者に選定されました。
 本事業で大切にされたことは、「歴史・伝統と未来の架け橋となる学校づくり」。3つの機能が複合し一体整備された新校舎は、1階に認定こども園と児童育成クラブ、2階から4階に小学校を配置。2階以上の各フロアの中央には多目的スペースを設け、フレキシブルな学習形態に対応。明るく開放的な空間設計に加え、メディアホール(図書室)や教室にはICT教育にも対応できる環境を整備しました。
 また、1階には地域住民が利用できる「かないけ共育BASE」を併設し、地域のコミュニティ拠点としての役割も担います。2階のアリーナ(屋内運動場)は地域のスポーツクラブの活動にも開放。小学校エリアを経由することなく屋外から直結する導線にすることで、セキュリティ面にも配慮しました。さらにアリーナには停電時も稼働する空調設備や防災備蓄倉庫を整備し、地域の指定緊急避難場所としての機能も備えています。

 児童や保護者のほか、地域にも広く開かれた、自然と交流が生まれる設計でありながら、機能的なゾーニングで快適に共生できる環境を提供。地元完結型の事業スキームにより、地域に密着したバックアップ体制も整えています。今後も新たなつながりやにぎわいを生み出す施設整備を通して、地域活性化に貢献していきます。

事業スキーム 大分市 事業契約 大分金池パートナーズ株式会社(SPC) 代表企業 大和リース株式会社 構成企業 株式会社佐伯建設 平倉建設株式会社 大分エージェンシー株式会社 協力企業 東九州設計工務株式会社
大分市立金池小学校 施設案内図

子どもたちの成長を支える3つの機能が複合 小学校 認定こども園 児童育成クラブ

2F〜4F大分市立金池小学校

840名の児童が在籍する地域を代表する小学校。明るく開放的な校舎は、のびのび活動できるゆとりある設計が魅力。

職員室

職員室

廊下側の壁は下半分がスモークガラスになっており、児童との壁をなくしつつプライバシーにも配慮。

共用スペース(2階職員室前)

共用スペース(2階職員室前)

光庭に面して明るく広々とした廊下には相談スペースを設置。自然なコミュニケーションが生まれます。

1階エントランスホール

1階エントランスホール

2階まで吹き抜けになった風通しのよいエントランス。光庭から入る光が児童や来校者を明るく迎える。

遊具

遊具

校舎の近くに遊具エリアを設けることで、グラウンドと分けてのびのび遊べる空間に。

廊下・踊り場

廊下・踊り場

壁面やサインに各階のテーマカラー(2階:銀杏、3階:槙、4階:藤)を配した明るい雰囲気。

普通教室

普通教室

UD黒板やプロジェクター、タブレット端末置き場を備え、ICT教育に対応。L字型ロッカーで収納にゆとりも。

1F児童育成クラブ

児童の入退室はタブレット端末で管理し安全を確保。整備前と比べ、約4倍にあたる200名の児童が受け入れ可能に。

児童育成クラブ
放課後には多くの児童でにぎわい、学年を超えた交流が生まれている。

児童育成クラブ

児童育成クラブ

1F認定こども園

0~5歳児までを受け入れる幼保連携型の認定こども園。小学生が清掃に来るなど、相互交流も推進している。

保育室

保育室

各保育室は園庭のある南側のテラスでつながり、年齢の異なる乳幼児が共生できる空間に。

廊下

廊下

園児たちがのびのび遊べる広い廊下。職員室が建物の中央に配置され、職員の目が行き届きやすく安心。

図書コーナー

図書コーナー

中央のツリー型本棚はソフトクッション製。乳幼児のワクワクする気持ちを育みつつ、安全性も確保。

園庭

園庭

日当たりの良い園庭は小学校の校門や車両導線と交錯しない位置にあり、安全に遊べる。

幼・保・小の枠を越えて学び地域と共生できる場所へ

つながりを生み出す工夫

年齢の異なる存在を身近に感じる楽しさと安心感

ひしのみコリドー

ひしのみコリドー

子どもたちの遊び場だけでなく、地域の人や保護者なども行き交う開放的なエントランス。

教師コーナー

教師コーナー

児童と先生にとどまらず、教職員同士が相談できるスペースを各階の中央に設け、相互連携を促進。コピー機もあり、時間の有効活用にもつながる。

家庭科室

家庭科室

給食調理室が隣接した家庭科室からは調理スタッフの様子が観察でき、子どもたちの食育に貢献。

光庭(ひかりにわ)

光庭(ひかりにわ)

光庭(ひかりにわ)

小学校と認定こども園の間に光庭(中庭)を設け、ガラス越しに遊戯室とエントランスホールが向き合う配置に。日常から子ども同士の視線の交流を生み出す工夫のひとつ。

地域をつなぐ交流

コミュニティの拠点として住民にも開かれた場所へ

アリーナ(屋内運動場)

アリーナ(屋内運動場)

アリーナ(屋内運動場)

地域のスポーツクラブの練習場にもなるアリーナ。一般利用者専用の出入口があり、小学校と区分けして使用できる。

かないけ共育BASE

かないけ共育BASE

さまざまな地域活動に使えるコミュニティスペースを校舎内に設け、児童と地域の交流の場としても活用が可能。

グラウンド

グラウンド

放課後には地域のサッカークラブなどの活動にも使われることも

質の高い教育環境

フレキシブルな設計により多様な学びに対応

少人数教室

少人数教室

可動式の間仕切りを開くと多目的スペースとつながる大空間に。学年全員での集会などにも柔軟に使える。

メディアホール(図書館)

メディアホール(図書館)

入口の一角には研究発表やグループ学習可能な多目的スペースと専用備品を整備。上靴を脱いでゆったり読書ができるコーナーも。

ひしのみホール(音楽室)

ひしのみホール(音楽室)

遮音性と音環境にこだわった音楽室。楽器の幅や高さにあわせて収納棚をオーダーメイドした準備室が隣接している。

[DATA]

所在地 大分市金池町
敷地面積 約19,360m2
延床面積 約12,984m2
構造 鉄骨造4階建
事業方式 PFI事業/BTO方式
事業期 15年間



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