職場環境づくり

職場環境づくり

働きやすい職場づくり

 

多様な人財が活躍できるための職場環境整備として、「イクボス」上司の育成にも積極的に取り組んでいます。

イクボっとら
大和リース イクボスキャラクター「イクボっとら」

ダイバーシティ&インクルージョンの推進
5.ジェンダー平等を実現しよう8.働きがいも経済成長も10.人や国の不平等をなくそう

 当社のダイバーシティ活動は、2007年のプロジェクト発足からはじまりました。その後、企業競争力強化に向けた人財活用の観点から「ダイバーシティ経営」を積極的に取り組むために、2013年4月に「ダイバーシティ推進室」、2018年4月に「インクルージョン推進室」に名称変更を行い、その都度、組織の再編を行ってきました。
 当社は、若者・女性・高齢者・障害者など、すべての従業員が意欲と能力に応じて働ける環境を整え、持続的な成長を続けるための活動を継続していきます。
 活動にあたっては、「ダイバーシティ経営者宣言」に則って、次の内容を実行しています。

ダイバーシティ経営者宣言

  • 1.【推進体制の確立】
    この取り組みが、全社をあげたものとなるよう、役員、経営者層に対する認知を広め、「ダイバーシティ経営」の体制整備を行います。
  • 2.【働き方改革の実行】
    全従業員がわが社で働くことを誇りに思える職場環境づくりと働き方改革を実行します。
  • 3.【社員の行動・意識改革】
    「事業を通じて人を育てる」という企業理念のもと、社員一人ひとりが「自分の将来像(なりたい自分)」を描き、目標に向かって、自発的に行動できるように育成・支援します。
  • 4.【情報開示】
    わが社のあらゆるステークホルダーに対し、ダイバーシティの方針・取り組みを積極的に発信します。

今後も共に働く仲間を認め合い、一体感を高めながら、従業員にとって働きがいのある会社づくりを目指していきます。

働き方改革の取り組み(一例)

■リモート・テレプラス
基幹店とリモート店をテレビ会議システムでつなぎ、テレビの画面越しにあたかも上司がその場にいるようなバーチャルな職場環境を創り出しています。 基幹店とリモート店の行き来を極力なくし、仕事の生産性や効率性を高めています。

リモート・テレプラス

■DLあかつき小町
女性に限らず建設現場で働くすべての人が働きやすく、かつ、やりがいをもって活躍できる職場環境を整備するために、女性工事職員を中心に結成されたチームです。 誰もが働きやすい環境を目指して、女性ならではの発想力を活かして、さまざまな施策を創り出しています。

女性用ヘルメット

「思いやりハンドブック(視覚障害者・聴覚障害者編)」の制作および全従業員への配付
8.働きがいも経済成長も10.人や国の不平等をなくそう16.平和と公正をすべての人に

 当社では「お互いの状況を理解しながら、一緒に働くこと」に着目し、視覚および聴覚に障害のある方のリアルな声をもとに、2021年10月に、「思いやりハンドブック(冊子)」を制作しました。
 共に働く仲間のなかには、さまざまな事情を抱えながら仕事をしている人がいますので、今回は“障害”について「知る・気づく・考える・理解する」を目的とした教育ツールとして冊子を全従業員に配付しています。
 2018年から実施した、女性活躍推進のための研修「マインドチェンジ研修」のグループ活動の中で、「視覚障害者と聴覚障害者が職場において、何に困り、どのようなサポートを必要としているのか」を周囲の従業員に分かりやすく伝えるために、障害のある当事者とグループメンバーとが何度も対話を重ねて、当社のオリジナル冊子を制作しました。マインドチェンジ研修から生まれた成果物を全社の教育ツールとして展開したものです。
「思いやりハンドブック」の構成は次の内容になります。

 ① 視覚障害・聴覚障害の基本知識
 ② 基本マナー
 ③ 配慮
 ④ 便利ツールのご紹介
 ⑤ お役立ち情報サイト

 今後も、お互いに“思いやり”をもって、誰もがいきいきと働き続けられる職場づくりに取り組んでいきます。

思いやりハンドブック
思いやりハンドブック

フレキシブル勤怠管理の導入(働く場所と時間を選択でき、柔軟な働き方の実現)
8.働きがいも経済成長も

 当社は、仕事に適した場所をフレキシブルに移動(モバイル)することで、生産性の向上と働きやすさを実現させるモバイルワークを推進しています。
 ライフスタイルや仕事の進捗に合わせて所定労働時間を柔軟に調整することができる「フレキシブル勤怠管理(※)」を、2022年2月から工事部門の従業員を対象に先行して導入し、その後、2022年4月から全職種の従業員に導入しました。
 この「フレキシブル勤怠管理」の導入により、「場所」のみならず「時間」についてもライフスタイルや仕事の進捗に応じて選択できる就業環境を整えています。
 今後も、多様な人財が活躍できる人事制度を構築し、持続可能な社会を目指していきます。

※フレキシブル勤怠管理:従業員ひとり一人のライフスタイルにあわせて、勤務の開始時間と終了時間をフレキシブルに変更できる仕組み。

新たな職場「屋内型農園」の創設
8.働きがいも経済成長も10.人や国の不平等をなくそう

 当社は2021年3月1日に、株式会社スタートラインが運営する屋内農園型障害者雇用支援サービス「IBUKI (いぶき)※」を活用し、障害者の活躍の場を新設しました。
 職場の愛称を「D’sスマイルファーム」と名付け、4名の従業員が勤務しています。D’sスマイルファームでは、ハーブ類を栽培し、ハーブティー等への加工を行ったうえで、営業ツールとして活用するなどの展開を予定しています。
 障害者の置かれた環境や障害の度合いはさまざまで、一人ひとりの中に多様性が秘められています。
 今後も、その多様性に光を当て、全ての従業員がいきいきと活躍できる職場環境を構築していきます。

※IBUKI(いぶき):天候の影響を受けにくい屋内型農園を活用した、新しい障害者雇用の仕組みをワンストップで提供するサービス。

「Engagement Survey 2022(旧Sustainability Survey)」の実施
3.すべての人に健康と福祉を 5.ジェンダー平等を実現しよう 8.働きがいも経済成長も 10.人や国の不平等をなくそう 16.平和と公正をすべての人に

 大和ハウスグループでは、2004年から毎年1回、全役職員を対象に意識調査を実施しています。
 Engagement Survey 2022は、「持続可能な経営を目指すためには、従業員一人ひとりが働きがいをもち、エンドレスハートの価値を高めるための考動が不可欠である」との考えのもと、大和ハウスグループで定めている企業倫理綱領・行動規範の考えがどの程度共有され、適切に行動・判断しているかを確認するものです。
 "将来の夢"を実現するため原動力となる従業員エンゲージメントに着目し、その現在地を見える化することで、「EngagementSurvey」の結果から課題や問題点を顕在化します。
 この結果から、「自分たちの職場の課題やリスク」を認識し、リスク撲滅に向けた職場の自発的な改善活動と従業員の働きがい向上に役立てています。  全国の事業所では調査結果を踏まえて、毎年「職場の意識改善計画、最重点改薔項目」を作成し、職場環境の改善に取り組んでいます。

「男性の育児休業3カ月取得」で奨励金100万円支給
5.ジェンダー平等を実現しよう 8.働きがいも経済成長も 10.人や国の不平等をなくそう

 当社は育児・介護休業法の改正に伴い、2015年度に導入した「エンジェル奨励金」制度(子どもが誕生した職員に一時金を支給する制度)の支給基準を見直し、2023年4月から男性の育児休業取得日数に応じて、最大100万円の奨励金を支給する制度を開始しました。
 "ワーク"と"ライフ"の相乗効果が日々の仕事における生産性・創造性のアップにもつながること、さらに、男性が育児休業を取得し育児家事を夫婦で行うことは、女性の社会進出と活躍の支援につながります。
 「エンジェル奨励金」の申請には、家庭内での家事・育児分担を見える化した「家事・育児シェアシート」(独自書式)の提出を必須としています。
 男性育児休業取得の推進を通して、従業員の「仕事」と「育児」の両立支援を進めていきます。

「男性職員、または女性職員の配偶者(他社勤務者も可)が取得した育児休業合計日数に応じて支給額を決定」

取得日数 第1子 第2子 第3子以降
30日未満 30万円 50万円 100万円
30日以上90日未満(1ヶ月以上) 50万円 70万円
90日未満(3ヶ月以上) 100万円 100万円

「推しボスアワード2022」受賞
5.ジェンダー平等を実現しよう 8.働きがいも経済成長も

 2022年10月に、NPO法人ファザーリング・ジャパン主催「推しボスアワード2022」のプレゼンイベントが開催され、当社職員3名がプレゼンを行った結果、「プライベートも仕事も充実させちゃう最強の上司で賞」を受賞しました。
 厚生労働省の委託事業「イクメンプロジェクト」による「イクボスアワード」は2022年3月をもって終了となリ、その後本アワードに代えて、「イクボス」提睦者 安藤 哲也 氏を代表理事とするNPO法人ファザーリング・ジャパン主催による「推しボスアワード」が新設されました。
 各企業において職場の部下から「推しボス(※)」を推薦し、書類と動画による一次審査を通過した「推しボス」候補と推薦者が、「推しボス」プレゼンイベントにおいてプレゼンを行い、その後、審査員と学生審査員(教授や教師を介した協力大学・ゼミ生・高校生など)が、プレゼン内容を会場・オンライン・アーカイブ視聴のうえ投票を行い、「推しボス」アワードとして発表されるものです。
 「推しボス」では部下・後輩目線でボスを推すため、求められるボス像が「見える化」されます。

※「推しボス」における「推し」とは:職場という日常生活の中に存在する人物に対して使うことを想定しており、目的達成のため人を惹きつける、人を勇気づける、人が自発的に動く「強み」や「魅力」または、ボスの良さを「みんなに伝えたい気持ち・言動」を指しています。