環境目標および実績
地球温暖化防止への取り組み(CO2排出量)
対象範囲:
事務:国内事業所(本社(1)、本店(2)、支社(4)、支店(30)、営業所(11))
車両:社用車
工場:デポ※1 (14)・工場※2 (6)
商業施設:141施設(共用部のみ)
※1 デポ:当社が提供するリース製品を維持・保管するストックヤード
※2 工場:デポの機能と当社製品の生産機能をもつ事業場
2023年度実績:
【CO2排出量年度目標】※2015年度比
2024年度
【事務部門】72.0%以上削減
【車両部門】55.0%以上削減
【商業施設部門】96.0%以上削減
【工場部門】89.6%以上削減
2026年度
【事務部門】73.9%以上削減
【車両部門】57.0%以上削減
【商業施設部門】98.6%以上削減
【工場部門】90.2%以上削減
廃棄物削減による資源保護の取り組み
活動事例:デポ・工場部門でのサーキュラーエコノミーへの取り組み
当社は、2022年9月に、脱炭素社会の実現と2050年のカーボンニュートラルの達成を目指し、流通会社や電炉会社と「建材アップサイクルコンソーシアム」の協定を締結しました。
デポ・工場部門では、従来、廃棄処分していた使用済みの外壁ウレタンパネルを、流通会社や電炉メーカーと連携して鉄の原材料として再資源化する取り組みを行っていま
す。
デポ・工場で不要になった外壁ウレタンパネルを、製鉄
工場の電炉へ製鉄材料の一部として投入し、その後、製造された鋼材を当社が購入し、自社鉄骨製品の材料として使用することで、「処理困難物の再資源化スキーム」の構築につながり、サーキュラーエコノミーの実現に貢献しています。
この取り組みでは、鋼材製造時のCO2排出量を高炉材の約4分の1に抑える“電炉材”を自社製品に使用することで、スコープ3(間接的に排出するCO2排出量)の削減につながり、2050年のカーボンニュートラルの達成にも貢献しています。
また、当社は2023年10月に、電炉材を活用した環境配慮型立体駐車場を開発しています。
今後もデポ・工場部門全体の廃棄物管理業務の質を向上させながら、廃棄物総発生量の削減および自社製品に再生利用する循環型モデルの構築・拡大に取り組んでいきます。
実績
- | 再資源化(単位:t) | 電炉材購入(単位:t) |
---|---|---|
2020年度 | 123.2(19%) | - |
2021年度 | 243.1(33%) | 86.9 |
2022年度 | 294.4(55%) | 106.5 |
2023年度 | 272.1(71%) | 155.0 |
※2020年11月運用開始
2023年度実績:
2024年度目標:
【工場部門】: 生産高当たり産業廃棄物排出量 35.10kg/百万円以下 リサイクル率 99.0%以上
【施工部門】: 施工面積当たり産業廃棄物排出量 26.5kg/m2以下 リサイクル率 新築97.5%以上 解体98.2%以上
2026年度目標:
【工場部門】: 生産高当たり産業廃棄物排出量 35.00kg/百万円以下 リサイクル率 99.0%以上
【施工部門】: 施工面積当たり産業廃棄物排出量 21.5kg/m2以下 リサイクル率 新築・解体99.0%以上
有害化学物質排出削減への取り組み
活動事例:塗料の改善・塗着効率の向上による有害化学物質の排出削減
当社は2012年度より、工場における塗装工程で排出される「PRTR法対象化学物質の排出・移動量およびVOC
排出量」の削減を目的に、一般錆止め塗料の弱溶剤塗料やPRTR対応型シンナーへの切り替えを進めています。
2023年度は、弱溶剤錆止め塗料の使用率を前年度に引き続き99%以上を維持しています。
また、2023年10月から関東工場・関西工場において、飛散量の少ない静電エアラップ塗装機を導入したことで、出荷高に対する塗装使用量を10%削減しています。
今後も、弱溶剤塗料・PRTR対応型シンナーの使用率99%以上を維持するとともに、塗料水性化や塗料使用量の低減を推進することで、有害化学物質の排出削減に取り組んでいきます。
2023年度実績:
2024年度目標:
【工場部門】 : PRTR対象化学物質排出・移動量 0.1351kg/ 百万円以下
※化学物質排出把握管理促進法の改正に伴い、2024年度より対象物質を変更しております。