施工協力会社との関係

施工協力会社との関係

大和リース協力会連合会への支援
8.働きがいも経済成長も 9.産業と技術革新の基盤をつくろう 12.つくる責任、つかう責任 17.パートナーシップで目標を達成しよう

 大和リース協力会連合会(※)は、全国の施工協力会社で組織運営されている団体で、2023年4月1日現在の加入社数は1,442社になります。
 当社は、協力会連合会に補助金等の支援を行うとともに、安全教育および品質・技術向上に関する指導を行っています。
 また、当社では「要求される品質を満たす技術力、納期・価格の対応力、不具合発生時の対応力、健全な経営力」等の取引基準に基づき協力会社および新規取引会社の選定を行っています。
 さらに、年に一度、協力会社の総合評価を実施しています。評価項目は「企業経営、緊急対応、品質向上、省力化推進、安全確保、工期順守、環境配慮、研修訓練」等で、評価判定の結果を受けて、特別な管理が必要と判断した場合には新たな教育・指示を実施し、その実施記録を保存する等の評価管理を行うことにより、協力会社のレベルアップの支援を行っています。
 大和リース協力会連合会は2022年10月に20周年の節目を迎え、「つながるチカラで未来を共創する」をスローガンに掲げて記念式典を開催し、「経験・ノウハウ・技術を共有していくこと、技術革新により新しい時代を共創していくこと」を決意し、会員相互のつながりを強める機会を設けました。
 2021年7月には協力会連合会のホームページを開設し、最新の情報発信と会員相互のコミュニケーションのプラットフォームとして活用しています。

※協力会連合会:製品の品質に深くかかわる「生産・施工」にご協力いただいている協力会社で構成されています。安全・技術・作業効率の向上等に取り組み、相互研鑽に努めています。

協力会連合会20周年記念式典
総会の様子

「取引先アンケート調査」の実施
8.働きがいも経済成長も10.人や国の不平等をなくそう17.パートナーシップで目標を達成しよう

 当社は、2010年12月より毎年1回、大和リース協力会連合会の会員各社とお取引先を対象に「取引先アンケート調査」を実施しています。
 この調査は、お取引先との関わりにおける不正行為等の問題点を顕在化させるとともに、共存共栄の精神をもってお取引先と接し、クリーンな企業体質を醸成することを目的に実施しています。
 調査結果に関しては管理部門にて取りまとめ、技術部門の業務改善に活用するとともに、優越的地位の乱用を防ぐための従業員教育にも役立てています。
 「取引先アンケート調査2022」の結果を受けて、全国の事業所ごとに「お取引先との共存共栄を実現するための改善計画書」を作成し、適切な関係構築に取り組んでいます。
 今後も、継続して常に高い倫理観をもって行動できる人財育成に取り組んでいきます。

「取引先アンケート調査」結果を受けての全社共通改善事項の取り組み

2022年度 全社共通の改善事項

1.横柄な態度の防止

 お取引先との信頼関係の構築は元請企業の責務であると心得ています。礼儀・礼節を重んじるコミュニケーションはビジネスマナーの基本であり、お取引先との信頼を築きあげるために、「横柄な態度の防止に関する社内教育」は不可欠な取り組みとなります。
 ビジネスは人と人とのつながりであって、コミュニケーションを円滑にするために重要となるのが「言葉遣い(敬語)」になります。相手を尊重する気持ちをもって正しい言葉や表現を選び、相手の立場に配慮した丁寧な話し方を心掛けることで、「心地よく聞こえる、会話の内容が正確に伝わる」等の効果が生まれ、その結果、仕事の精度とスピードが高まります。
 お取引先との方々に対しては、年齢・役職を問わず「おい、お前、名前の呼び捨て」等は厳禁とし、敬語を使うよう指導しています。また、「業者」という表現も不快に感じる方もいますので注意を促しています。
 礼節をわきまえることで、相手に好印象を与え、それが信頼関係を構築し、業績向上とつながることを理解したうえで、次の内容を実践していきます。

実践事項

  • 1.ビジネスマナーの基本
    • (1)気持ちのよい挨拶をする(相手の目を見て挨拶、その後一声添える)
    • (2)「さん付け」で声をかける
    • (3)敬語を使用する(相手を立て、自らへりくだり、丁寧に話す)
    • (4)会話中に足を組まない、肘をつかない(謙虚な態度を心掛ける)
    • (5)電話は指で切る(受話器をいきなり置かない)
  • 2.オアシス運動(あいさつ励行)の徹底
    • オ 「おはようございます、おつかれさまでした」
    • ア 「ありがとうございます」
    • シ 「失礼します、失礼しました」
    • ス 「すみません」
  • 3.声掛け運動の徹底
    • 睡眠 「よく眠れましたか?」
    • 食欲 「おいしく食べましたか?」
    • 身体 「体調は良いですか?」

2.事前発注の徹底

 事前発注を徹底するために、社内教育で「法令を遵守すること、お取引先との共存共栄の意識をもつこと、工事計画 に対するスケジュール管理を行うこと」等を継続して指導していきます。
 さらに、「口頭発注が招く未払い防止、優越的地位の利用禁止」等の社内教育を行い、お取引先との適切な関係を構築するために、次の内容を実践していきます。

実践事項

  • 1.CASEBOOKの読み合わせ

    CASE BOOKの「ビジネスパートナーと共に」にある「取引先との適切な関係、優越的地位の利用禁止」事項の読み合わせを実施する。

  • 2.現場マナー強化月間の設定

    年2回、現場マナー強化月間を設定して、共存共栄精神の啓発活動を実施する。

  • 3.職場環境改善のチェック項目による日常点検
    • ・日頃から「取引先は大切なビジネスパートナーである」という意識をもって接していますか。
    • ・取引先に明るい挨拶や労いの言葉を伝えて、活気にあふれた職場になっていますか。
    • ・取引先への事前発注を徹底していますか。
    • ・休憩時間や飲食・喫煙等について、ルールやマナーを守れていますか。
    • ・取引先に飲食代等を負担させていませんか。
    • ・労働災害防止に向けて、安全意識の高揚に取り組んでいますか。