作業環境の労働安全

作業環境の労働安全

事業所における安全活動の実施
3.すべての人に健康と福祉を 8.働きがいも経済成長も 17.パートナーシップで目標を達成しよう

 当社は、労働者の安全と健康を確保することを目的として中央安全衛生管理委員会を年2回開催しています。そのなかで「安全衛生方針・安全衛生活動計画」等を決議し、目標数値・スローガンを設定したうえで、全国事業所において安全衛生活動の水平展開を行っています。
 また、作業場(建設現場、デポ・工場)における労災事故防止・交通事故防止および職場の労働環境の維持・向上を目的として、毎月、安全パトロールを実施し、その後安全協議会を開催しています。
 さらに、協力会社の事業主および職長、安全衛生責任者等に対して安全教育を定期的に実施するとともに、「作業員の資格取得」へ向けて協力会連合会と連携し資格取得支援助成金の制度も設けています。

作業風景
建設現場の安全パトロールの風景

優秀職長認定制度の導入
4.質の高い教育をみんなに 8.働きがいも経済成長も 17.パートナーシップで目標を達成しよう

 当社は、2021年4月から「優秀職長認定制度」を導入しました。この制度は、施工現場において高い技能を発揮している優秀な職長を正当に評価し、さらなる活躍を促すとともに、優秀な人財の確保につなげることを目的にしています。
 さらに、「現場安全活動において積極的にリーダーシップを発揮すること、次世代職長や作業員に技術の伝承を行うこと」により、 全ての作業員が働きやすく、安全安心な施工現場づくりにつながることを期待しています。
 優秀職長認定証は現在、DLスペシャリスト(※1)とDLエキスパート(※2)を2種を設けていて、認定された職長の方々には、ヘルメットバンド・プレートと認定証を授与しています。

※1 DLスペシャリスト(優秀職長):職長の上位として当社の施工現場にて優秀な技術力、人間力を発揮し、本制度に定める基準を満たしている者

※2 DLエキスパート(エイジフレンドリー優秀職長):60歳到達者で特に優秀な人間力・技術力を発揮し、本制度に定める基準を満たしている者

マイスター認定制度の運用
4.質の高い教育をみんなに 8.働きがいも経済成長も 17.パートナーシップで目標を達成しよう

 当社は2014年に、「デポ・工場マイスター認定制度」を導入しました。
 この制度は、デポ・工場部門で働くすべての人が、仕事を通じて成長する仕組みで、継続的な品質向上、技能の継承および後継者への育成につなげることを目的に制定しています。
 「①指導力、②統率力、③技術力、④改善力、⑤推進力」を発揮される場内協力会社の優秀な従業員の方々を、正当に評価させていただき、さらなる活躍を促すとともに、優秀な人財の確保、ノウハウの継承、若年技術者への技能指導に役立てています。
 マイスター認定は、「方針、知識、技能、品質、資格、安全、環境、6S、DX、人財育成」の項目で評価され、「ブロンド、シルバー、ゴールド、プラチナ」の4つのグレードで段階的に認定する体系になっています。
 マイスター認定を取得された方々には、毎年表彰式にて認定証書とヘルメットバンド・エンブレムを授与しています。
 今後も大和ハウスグループの企業理念である「事業を通じて人を育てる」を実践し、質の高い教育を提供していきます。

建設現場のDX推進(ワークサイトの導入)
4.質の高い教育をみんなに 8.働きがいも経済成長も 17.パートナーシップで目標を達成しよう

 当社は、建設業界が直面している人手不足や長時間労働の深刻化に対応するため、2022年10月から「ワークサイト」の導入を開始しました。従来の紙ベースの労務安全関係書類をデジタルに移行させ、業務の効率化を図っています。
 今後も建設現場で働く工事部門担当者の業務効率の改善および負担軽減に取り組んでいきます。

スマートグラスを活用した「働き方改革」
4.質の高い教育をみんなに 8.働きがいも経済成長も 9.産業と技術革新の基盤を作ろう 12.つくる責任、つかう責任

 当社は2022年1月から、建設現場において「スマートグラス」を活用した「働き方改革」に取り組んでいます。
 建設現場では、人手不足や技能伝承などの問題がありますが、スマートグラスを活用した遠隔支援により、リアルタイムに的確な指示やアドバイスを行うことで、ミスや危険作業を防止し、効率的な作業を実現しています。
 従来、工事部門責任者が建設現場において実施していた確認作業・指示業務は、遠隔地のオフィスから行うことが可能になり、移動時間の短縮・残業時間の削減を実現し、働き方改革につながっています。
 ベテラン社員からの映像と音声でのサポートにより、正確かつ効率的な作業が可能となり、また、資料共有した状態での会議への参加などでコミュニケーションの活性化も図っています。
 今後も、建設現場の動画で撮影し、検査の正誤判定を行うことで、業務の効率化、生産性の向上、確認作業の負担軽減に取り組んでいきます。

スマートグラスイメージ