地域社会への貢献
社会貢献活動の推進
大和ハウスグループでは、半年に一回、事業所単位での社会貢献活動(事業所配属の全従業員参加型)を推進しています。地域清掃、教育支援、社会福祉、環境保全、人道支援、被災地支援、エコキャップ収集による国際貢献等さまざまな活動を行っています。
2005年4月には「ボランティア休暇制度」を導入し、個人単位でのボランティア活動を推奨するとともに、「人間力の向上」につながることを教育しています。
2006年8月から、社内イントラネットに「社会貢献活動登録システム」を設置し、全国の事業所で実施しているボランティア活動を記録しています。このシステム導入により、全従業員が他の事業所で行われているボランティア活動を閲覧可能となり、事業所間での情報共有が図られ、活動領域の拡大に役立っています。
2017年4月には事業所での自立的な環境保全活動を定着させることを目的に、全国の事業所に「ecoサポーター(※)」を配置し、積極的な社会貢献活動を推進しています。
全社社会貢献活動件数
年度 | 活動件数 | ボランティア 休暇取得日数 |
---|---|---|
2023年 | 787件 | 13日 |
2022年 | 709件 | 5日 |
2021年 | 634件 | 5日 |
※ecoサポーターの役割:環境保全活動事例の社内環境ニュースへの掲載、eco検定資格取得のサポート、事務所省エネ活動の推進、従業員家族を含めた環境教育の推進(環境家計簿、子ども向け夏休み環境宿題)。
各自治体創設のSDGsパートナーに登録・入会
当社は、社会・経済・環境が調和した持続可能なまちづくりを達成するために、各自治体が推進する「SDGs
パートナー」「SDGs推進プラットフォーム」に登録・入会し、各地域でのSDGsの普及啓発活動に取り組んでいます。
各自治体では、持続可能なまちづくりの実現を目指し、市民、企業、大学、研究機関、NPO、行政などから、それぞれの知見などを共有するためのプラットフォームとして、SDGsパートナーやプラットフォーム入会者を募集しています。
2024年6月1日時点で、当社では51の事業所において各自治体が推進するパートナー等に登録・入会しています。
今後も自治体、パートナー企業をはじめとする多くのステークホルダーの皆さまとともに、事業を通じてSDGsの普及に取り組んでいきます。
全国建設現場の仮囲いに
知的障害のある作家のアート作品を展示
知的障害のある作家のアート作品を展示
当社は、2021年12月1日に、全日本仮囲いアートミュージアムを展開する株式会社ヘラルボニーさま(本社:岩手県盛岡市)と、全国の建設現場の仮囲いに知的障害のある作家のアート作品を展示する基本協定を締結しました。
株式会社ヘラルボニーさまは働き方の選択機会が少ない障害者がいる社会課題に対して、アートによる働き方の機会創出を行う事業を展開されています。
当社は、基本協定締結後の2年間で、全国15カ所の建設現場の仮囲いに、90作品を展示しました。
今後も知的障害のある作家の個性や才能を地域住民の方々に発信し、福祉領域の拡張につなげていきます。
特定非営利活動法人deleteCの“deleteC”プロジェクトに参加
当社は、特定非営利活動法人deleteCの支援活動の趣旨に賛同し、“deleteC”プロジェクトに参加しています。
“deleteC”プロジェクトは、「みんなの力で、がんを治せる病気にすること」を目的に企業・団体が自身のブランドロゴや商品・サービスからCancer(がん)の頭文字であ「C」の文字を消して、オリジナル商品やサービスを開発・販売(デザインアクション)し、その売上の一部が、がんの治療研究を推し進める医師・研究者に寄付される仕組みになっています。
当社は、病院建設や医療機器リースなどの事業を通して、deleteCの活動に賛同し、2022年2月にがん治療研究を応援するクラウドファンディングへの支援を実施しました。
サントリー食品インターナショナル株式会社さまは、この支援活動の趣旨に賛同され、2021年9月にdeleteCモデル自動販売機の運用を開始されております。当社は管理運営事業者に選定されている「鳥居崎海浜公園」において、公園内にdeleteCモデル自動販売機を設置しました。
また、2024年2月4日には、特定非営利活動法人deleteCが主催する「deleteC 2024-HOPE-」が開催されました。2月4日のWorld Cancer Dayに合わせ、がんの治療研究を行う医師や研究者を寄付と啓発で支援するもので、当社が管理運営する商業施設や公共施設に、売上の一部ががん治療研究に寄付される「deleteC 自動販売機」を設置して支援しています。
今後も、当社が運営管理している全国の商業施設、公園、行政施設等に自動販売機の設置を積極的に行い、がんの治療研究を応援していきます。
「関西SDGsプラットフォーム SDGs環境ビジネス分科会」での講演
当社は、2023年9月28日に開催された関西SDGsプラットフォームのSDGs環境ビジネス分科会主催の「木材活用・森林保全における社会課題と社会共有価値創出」において講演を行いました。
関西SDGsプラットフォームは、2015年9月に「国連持続可能な開発サミット」おいて採択された「持続可能な開発目標:SDGs」の達成に向けて、関西の民間企業、市民社会・NPO・NGO、大学・研究機関、自治体・政府機関など多様なアクターが参加するプラットフォームとして設立されています。
当社は、「リース業を通じた環境緑化とローカルSDGsへの貢献」という題名で、都市公園法の改正により、人が集まる賑わいの場の提供についての取り組みを発表しました。
今後も、経験とノウハウを駆使して、SDGs達成に向けた活動を積極的に展開していきます。